珈琲豆、自家焙煎のススメ。
デザイン記事の合間のコーヒーブレイク。
仕事の傍らに、切り替えのスイッチとしてコーヒーは欠かせません。
(少なくとも私は。。。)
焙煎は意外に簡単で楽しい、しかもコスパも良く、美味しいコーヒーが飲める!
メリットだらけなので、私が自宅でやっている焙煎についてまとめました。
"焙煎"という言葉だと字面的に難しく感じてしまいそうですが、"豆を煎る"と捉えると少しハードルが下がるような気がしないでもないです。
そもそもなぜ自分で焙煎するのか。
冒頭でも書いていますが、メリットがいくつかあります。
・美味しいコーヒーが飲める
実はコーヒー豆、鮮度がとても重要なポイントです。焙煎日から2週間くらいまでがより美味しく楽しめる期間です。そんなベストコンディションの美味しいコーヒーをいつでも楽しめる、大切なポイントです。
・意外にコスパが良い
私は1度にだいだい"20g"前後の豆を消費します。それを休日は3回、平日でも帰宅後に1回は入れるので"約200g"を1週間で消費してしまいます。焙煎豆は200gで1000円前後はしますが、生豆(煎る前の状態)の場合は同じ価格で500gくらい買うことができます。お得ですね!
・焙煎そのものが楽しい
黙々と豆を煎る、豆と対峙している時間が結構楽しかったりします。パチパチと豆がはぜる音、刻一刻と変化していく焼き色、香りが少しずつ漂いはじめる、そんな時間。結構良いものです。
それでは具体的な話に。
必要な道具
・生豆150gくらい(これがないとはじまりません!)
・フライパン(香りもあるので料理で使うものとは別にあるのが理想的です。火にかけ続ける為、テフロン加工されていないものが良いでしょう)
・ざる(煎った豆を入れるのに使います)
・うちわ or 扇風機(煎りたての豆は高温なので、すぐに冷ます必要があります)
・タイマー(焙煎時間を見るために使います。計れればなんでもOKです!)
実際に使用している道具は最後にまとめておきますので、ご参考までに。
焙煎の手順(所要時間:約30分)
1.焙煎する生豆を水で洗います
お米を研ぐようなイメージです。不純物や薄皮が浮いてくるので流します。
1~2回繰り返すだけで十分です。終わったら布巾などで豆の水気を拭き取ります。
2.フライパンを熱して温めます
結構な熱が必要なので火力は最大に、焙煎中の火力のコントロールはコンロ本体ではなく火とフライパンの接触時間、距離で調節していきます。豆を煎り始めるとコーヒーの香りが部屋に充満するので換気扇も回しておきましょう!
3.生豆をフライパンへ入れる
生豆を熱したフライパンへ投入し、蓋をします。焦げないようにフライパンを動かし豆を転がし続けます。7分ほどしたら蓋をとり水分を飛ばしていきます。
4.豆を煎り続ける(1ハゼの段階)
開始から10分くらい、このあたりでパチパチと焚き火がはぜるような音が聞こえてきます。この辺りで終わるとだいぶ浅煎りの酸味強めに仕上がります。
5.さらに豆を煎り続ける(2ハゼの段階)
開始から15分くらい。見慣れたコーヒー豆の色に。そしてまたはぜる音が聞こえてきます。1度目よりも細かいプチプチと乾いた音です。この辺りで一般的な中煎り、完成です。
6.豆を冷却。
豆をフライパンからザルに移します。(この時ザルはシンクに置いておくと掃除が楽です)ザルを揺らしながらうちわや扇風機で冷まします。煙や灰が出たりするのでベランダや庭など屋外推奨です。手で触れるくらいまで冷まします。
7.保存容器へ
キャニスターなど保蔵容器に移しましょう。
煎りたての豆からはガスが出るので半日くらいは蓋を開けておくのがオススメ。
煎りたての豆をドリップするとすごい勢いでモコモコと膨らみます!
※ご家庭のコンロ、道具によって焙煎時間が変化するのでご注意ください。
焙煎度合いと味の目安
豆によりますが基本的には焼きが浅いほど酸味が強く、焼きが深いほど苦味が強くなっていきます。豆を購入する際にオススメの焼き加減が載っていたりするので、それを目安に焼くのが良いでしょう。
使用している道具と生豆の入手
ザルなど基本的ごは家庭にあるもので問題ないと思いますが、フライパンはこれを使っています。底が凸凹しているので豆がよく動き、焦げ付きにくいです。
・ヤマモトコーヒー店(店舗:新宿 / http://www.yamamoto-coffee.co.jp)
生豆はネットで買うことが多いですが、新宿に行った際にはこちらで買っています。コーヒー器具や小物など色々取り扱っていて面白いので是非。
・ECサイトで購入
webでも購入できます。1度に様々な種類の豆を買ったり、産地や農園について情報が載っているので豆のバックボーンを眺めながら選ぶのもよいです。
・ワールドビーンズショップ
https://www.worldbeans-shop.com
・松屋珈琲
https://matsuyacoffee.shop-pro.jp
・ワイルド珈琲
http://www.wild-coffee.com
おまけ
おすすめのコーヒー関連書籍&映画です。お供によろしければ!