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日本のスタートアップ資金調達の現状と課題

こんにちは!
足立佑介です。

近年、日本のスタートアップの資金調達は活況を呈しています。
2021年の国内スタートアップの資金調達額は7,801億円に達し、過去最高を記録しました。
また、10億円以上の資金調達を行うスタートアップも増加しており、国内スタートアップのエコシステムが成長していることを示すものと言えるでしょう。

しかし、その一方で、日本のスタートアップ資金調達には依然として課題が残されています。
本記事では、日本のスタートアップ資金調達の現状と課題について、私の意見を交えて解説出来ればと思います。

日本のスタートアップ資金調達の現状

日本のスタートアップ資金調達の現状は、以下の3つの点が挙げられると想定します。

資金調達額の増加


2021年の国内スタートアップの資金調達額は、前年比11.7%増の7,801億円に達しました。
これは、2012年以降の10年間で最も高い金額であり、スタートアップエコシステムの成長を示すものと言えるのではないでしょうか。

大型化の傾向


10億円以上の資金調達を行うスタートアップも増加しています。
2021年には、10億円以上の資金調達を行ったスタートアップは10社に達し、前年比2倍以上となったようです。
これは、国内スタートアップの成長や、海外投資家の参入が進んでいることを示すものと言えると想定されます。

VCによる資金調達の割合が高い


2021年の国内スタートアップの資金調達のうち、ベンチャーキャピタル(VC)による資金調達の割合は75.2%に達しました。
これは、欧米と比べると高い水準であり、VCによるスタートアップへの投資が活発であることを示すものと言えるのではないでしょうか。

日本のスタートアップ資金調達の課題

しかしながら、日本のスタートアップ資金調達には、以下の3つの課題が残されているのでは、と思います。

資金調達の不均衡


10億円以上の資金調達を行うスタートアップは、全体の1.2%に過ぎません。
また、1億円以上の資金調達を行うスタートアップも、全体の35%に過ぎません。
つまり、多くのスタートアップが、十分な資金調達ができていないという課題があると言えると思います。

海外投資家への依存度が高い


2021年の国内スタートアップの資金調達のうち、海外投資家による資金調達の割合は25.6%となっていました。
これは、欧米と比べると高い水準であり、海外投資家への依存度が高いことが課題として指摘されています。

資金調達の機会が少ない


日本のスタートアップは、資金調達の機会が少ないと言われています。
これは、VCの数や、投資する領域が限定されていることが原因として挙げられるのではないでしょうか。
実際に、私もIVS京都に飛び込みでいって、飛び込みで営業をしました。

日本のスタートアップ資金調達の展望

日本のスタートアップ資金調達は、今後も拡大していくことが予想されます。
しかし、上記のような課題を解決しなければ、スタートアップの成長や、イノベーションの創出が阻害される可能性もあります。

これらの課題を解決するためには、以下の施策が良いのではないか、と想定しています。

政府による支援の強化


政府によるスタートアップへの支援を強化することで、資金調達の機会を拡大することができます。
具体的には、政府系ファンドの設立や、税制優遇措置の拡充などが考えられます。
実際に、岸田政権下ではIVS京都でもスタートアップ支援策を発表されていましたので、
市況はよくなっていると感じています。

VCの育成・拡大


VCの育成・拡大により、スタートアップへの投資が活発化されると想定しています。
具体的には、VCの育成プログラムの実施や、VCによる投資の拡大を促す制度の整備などが考えられますが、
私は受ける側なので、前述のIVSで行われたVCピッチなどはとても効果的なように思います。

海外投資家との連携強化


海外投資家との連携強化により、スタートアップへの資金流入を促進することができると想定します。
具体的には、海外投資家向けのスタートアップ情報の提供や、海外投資家による投資を促す制度の整備などが考えられますが、
こちらに関しては、実際にはリファラルを繰り返し、弊社も繋がった経緯があります。地道な活動が大事なのではと思います。

日本のスタートアップ資金調達が、さらなる活性化を図るためには、上記のような施策が重要で、
さらに国内でのエクイティファイナンスへの理解、促進が重要だと考えています。

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