前人未到の偉業
こんにちは!
足立佑介です。
前人未到の欧州5大リーグ制覇
現在スペインだけでなく、世界でも有数の強豪チーム、レアル・マドリードを率いているカルロ・アンチェロッティ監督(62)。
先日4月30日に行われたスペインリーグ「ラ・リーガ」第34節、エスパニョール戦で勝利し、見事21-22シーズンのラ・リーガ制覇を成し遂げた。
Twitter等でも大きく話題となっているがこの結果、強豪ひしめく欧州5大リーグの全てにおいて優勝をした史上初の監督となった。
サッカーファンならば誰もが知る各国の強豪チームを率いて、なおかつそのチームにいる選手1人1人を輝かせての制覇。誰がどう見ても輝かしく、目覚ましい成果である。
ではなぜ、強豪ひしめく欧州5大リーグの全てでリーグ制覇をするという前人未到の目覚ましい成果を収めることができたのか?
上記の中にヒントが隠されているとは思うが、今回は今年のレアルマドリードの道のりなどを鑑みて、私なりに2つの要素で分析してみた。
①ルーキーとベテランの見事なまでの融合
まず一つに、今年のスペインリーグ「ラ・リーガ」での優勝を紐解いてみると、このテーマが浮き上がってくる。
21-22シーズン、得意のドリブルに加えて得点力が向上し、一気にリーガを代表するウイングへと成長したブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(21)。
そしてラ・リーガ終盤に加え、日本時間5日早朝に開催された世界最高峰であるヨーロッパチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ、対マンチェスターシティ戦にて、90分とアディショナルタイム93分に大金星の2ゴールを決め、延長前半のカリム・ベンゼマのゴールを呼び込みチャンピオンズリーグ決勝へと導いた立役者、ブラジル代表FWロドリゴ・シウバ・デ・ゴエス(21)。
そしてそのロドリゴの2ゴールを共にアシストしたフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガ(19)。
この3名の若手ルーキーが伸び伸びと躍動しつつ、彼らを安定のベテラン勢が強力に下支えしているのだ。
今年プロ17年目のフランス代表FWカリム・ベンゼマ(34)。今シーズン通算43ゴールは驚異的な数字だ。
また中盤はクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(36)が試合で指揮を採り、そしてブラジル代表DF マルセロ・ヴィエイラ・ダ・シウバ・ジュニオール(33)、ベルギー代表GK ティボ・ニコラ・マルク・クルトゥワ(29)が安定感のある守備を魅せる。
このルーキーとベテランの美しい融合、ハーモニーが、今季のレアルマドリードの優勝を決めた1つ目の要因だと考える。
実際に2012-13シーズン、パリ・サンジェルマンを率いてリーグアン(フランス)を制覇した時のインタビューでも、アンチェロッティはこのようなコメントを残している。
成熟したチーム、成果を創り上げるチームというのは、ルーキーとベテランが美しいハーモニーを奏で、見事なまでに融合している事が要因なのであろう。
②選手である前に、人間である
私も現在では会社を2社経営するに至ったのだが、創業期はよく「経営者である前に、人間であること」と教わってきた。
京セラ、au、そしてJALを再生に導いた稲盛和夫氏も、講話や本の中で、同じ事を仰っている。選手・経営者である前に、誰もが1人の人間である。
人として大切なことを大切にし、フィロソフィを心に刻んで目の前の事に取り組む。成果を創るためにはこの前提が重要なのだという事なのだ。
さらには選手や顧客に対する尊敬と敬意を持つこと。それは人はモノでも商材でも無い、という事だ。
感謝、信頼、尊敬、敬意。人に対して、自分がこの前提でいるかどうか。
今回も私なりに分析してきたのだが、スポーツにおいて目覚ましい成果を叩き出すサッカーチームを創り上げるのも、経営を営む際に、目覚ましい業績を叩き出す経営者のチームを創り上げるのも、共通する原理原則があるのだと思う。
私が経営する2社において、この共通した原理原則から外れる事なく、今後も事業拡大しつつ、決勝を楽しみにしたい。
決勝は日本時間5/29(日)4時キックオフ。
舞台はスタッド・ドゥ・フランス(サン=ドニ)
3シーズンぶり10度目の決勝リヴァプール
VS
4シーズンぶり17度目の決勝レアルマドリード
リヴァプールが6度目の戴冠となるか、
レアルマドリードが13度目の戴冠となるか!