批判的なスタッフにどう対応しますか?
こんにちは、北村(@PLAN-B)です。
チーム運営やスタッフに対して、批判的なスタッフさんっていないでしょうか。
私がご相談いただく病院でも、何かと批判的なスタッフさんは少なからずいらっしゃいます。
そして、そういった方は院内で影響力のある人のことが多いです。
〇〇さんのやり方が気に入らない。
もっと〇〇すべき。
また、院内で影響力のある人同士が険悪な感じになることも多くて、チームの雰囲気に大きな影響を与えますし、院長先生が批判の対象となっているなんて状況であれば、チームマネジメント上、看過できない事態になります。
影響力がある=仕事ができる、
ことが多くて、経営者サイドでも指導や指摘がしづらくなって、扱いづらくなっている、そんなこともあったりするようです。
そういう場合に現場で私がどんな実践をおこなっているか。
院長面談
批判的な言動をするスタッフの役割確認当事者との1on1ミーティング
経営者サイドが求める役割の認識度、進捗度の確認当事者の志望キャリアの確認、ゴール設定
ここでどんなキャリア設計を描いているのか、描けるのか
描けるならどんなゴール・目標を設定するのか
こういったフローで進めていくと、いろんな問題が見えてきます。
・求められる役割と本人が自覚する役割が一致していない
・本人が将来設計に不安を抱えている など
要は自分以外の誰かだったり、組織のやり方を批判する前に、自分のキャリアや役割が明確になっていない場合が多いんです。
本人がキャリアを描けないなら本人の問題と言いたいところですが、組織内での役割については、組織の課題でもあります。
今後も、第2第3と同じように続いてしまう人を生み出してしまうでしょう。
院長ご自身が病院の方向性を定めて、そこで必要となる役割をスタッフさんに示す。
病院の方向性などが明確にならないようでしたら、アウトプットを目的としたセミナーに参加してもらうなどもお勧めです。
とにかく自分のことで精一杯、そんな環境を整えてあげると自然と批判的な態度は解消していくことが多いように感じます。
こういったスタッフさんの主張は病院にとっての正義であることも多いですし、仕事ができるスタッフさんが多いことが特徴的でもあるので、もし病院の内側に向けて批判的な言動が目につく場合は、当事者スタッフさんの役割認識の確認から始めてみてはいかがでしょう。
1on1ミーティングのやり方はまた別の機会でご紹介します。