キャリアを考えることは人生を考えること

「今後のキャリアをどう考えていますか？」といった質問が、就活や転職活動で聞かれることがあるし、自分も採用面接のときには聞くようにしているが、皆さんは、どのように答えているだろうか？

そんなの入ってみないとわからねーよ、という風に感じる人もいれば、志望している職種において成長していくといった答えをする人もいるだろう。

だけど、僕の中では、今後のキャリアとは、人生のゴールに向けてどのように歩んでいくか、ということだと考えている

なので、最終的に何を成し遂げたいのかが明確になっているかどうか、そこから逆算して、3年後、5年後、10年後、どうなっているかまで落とし込めているかどうかが重要だと考える。

会社に就職することは、その会社に仕えるためでも、給料を稼ぐためでもない。その会社をいかに”利用”して、自分の人生のゴールの達成のために役に立つかだ。そこの判断基準を持って会社は選ばなければならないし、会社側も、自社のリソースや業務を通して、その人がいかに自己実現できるかを判断しなければならない。そこが両者マッチングして初めて就職や転職が成功する。

新卒採用においては自己分析とか将来のキャリアとかを考えていると思うが、人生のゴールという観点まで考えて分析ができている人は少ないと思うし、少なくとも社会人経験がある転職活動をしている人でも、なかなかそこまで考えている人に会うことは少ない。

一度きりの人生。何を成し遂げたいのかを明確にビジョンとしてもって、今いる環境、またこれから選択する環境が、その達成に寄与できるかを、常に考えていくべきだろう。

人生100年なんていうけど、早く自分のゴールを達成した方が、長い人生を楽しめる。まだ見つかっていない人は、急いで人生設計を始めよう。