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【投資初心者向け】国債について
以前に仕組債についてご説明させて頂きましたが、今回は国債です。海外オフショア積立投資の商品でローリスクローリターン狙いの運用方法を選択されている方は、国債(外国債含む)での運用がポートフォリオに入っているのではないでしょうか?
国債の特徴などをお伝えしていきます。
国債の特徴
国債とは国が発行する債券です。個人などが国にお金を貸し、一定期間後に利息をつけて償還されます。投資ではなく、国にお金を貸してその利息を得られる金融商品なので、金融商品の中ではリスクの低い部類になります。
日本では一般的に国債は日本国が発行するものを指しますが、アメリカの国債やイギリスの国債などの外国債も存在します。
国債の種類
国債には個人向け国債、新窓販国債、中期利付国債、長期利付国債、割引国債など様々な種類がありますが、証券会社などの金融機関で販売されている個人向け国債についてお伝え致します。
・個人向け国債
個人向け国債には3年、5年、10年の満期があり、3年、5年は固定金利、10年の場合は変動金利となります。金利は、情勢によって変動します。財務省のHPで価格が公表されておりますが、どの商品も最低金利が年0.05%と保証がされています。そして半年毎に利息が指定口座に入ります。
1万円単位で毎月募集が行われており、少額からでも可能です。個人向け国債は1年後からの中途解約(換金)が可能な上に、自然災害などの特例もあるので流動性もあります。中途解約(換金)の場合は、利子が差し引かれますが詳細なシュミレーションは各証券会社などが出しております。
国債のメリット
国債のメリットですが
・国が保証
・少額で購入可能
・定期預金よりも利息が高い
の3つです。
日本国債は、国が元本を保証してくれますので国が破綻しない限り安心です。銀行ではペイオフがあり、1000万円以上保証してくれません。老後資金などあまり動かしたくないけど金利銀行よりも高いですし、銀行の破綻リスクよりも国の方が安心という方などには向いている商品です。
国債のデメリット
国債のデメリットですが
・収益性(リターン)が低い
・すぐに換金不可
・国の破綻リスク
の3つが挙げられます。
国債は保証が付いている分、ローリスクですがその分他の金融商品に比べるとリターンがとても低いです。資産形成としては利用出来る商品ではなく、円での資産を防衛する使い方に向いている商品です。
国債の中途解約(換金)は原則1年後から可能です。株式などと違い売買が活発に出来る訳ではありません。中途解約(換金)した場合、受け取り利子が引かれますので元本割れはしませんがプラマイ0で終わることも考えられます。
国債は国が保証をしてくれていますが、その債券発行体である国が破綻してしまうと元本保証の意味がなくなります。自分が住んでいる日本だから安心と思っていても、何が起きるか分かりません。
アメリカの格付け会社であるムーディーズ社やS&P社、日本国内の格付投資情報センターなどの情報を参考にリスクの判断をするのが良いです。
まとめ
国債はたくさん種類がありますが、個人向け国債中心にご紹介致しました。資産形成には向かない商品ですが、規模の大きいマンションの管理組合などはペイオフ対策で国債で資産防衛をしております。
国債も海外オフショア積立投資もそうですが、商品の特性を理解し、自分のニーズ、将来を見据えたニーズに合わせて選択することが大事です。