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ドルコスト平均法について
ドルコスト平均法という言葉はなんとなく聞いた事あるって人が多いかなと思います。銀行や保険でドルコスト平均法で運用するので〜云々って説明があったりします。比較的初心者向けの運用法ですごく良い運用法で安心ですよ的な感じもありますが、デメリットもあります。
ここではなるべくわかりやすく、ドルコスト平均法をお伝えしていきます。
ドルコスト平均法の特徴
ドルコスト平均法はシンプルに言いますと、定額の投資法です。市場の相場変動に関わらず定期的に一定額の金融商品(株など)を購入する事によって、金融商品の購入金額を平準化(均一化)し、大きい損失を防ぐ守り重視の運用法です。積立投資=ドルコスト平均法です。
海外オフショア積立投資、つみたてNISAなどはドルコスト平均法が採用されており、長期で行う事によってメリットを発揮します。
ドルコスト平均法のメリット
こちらではドルコスト平均法のメリットをいくつかお伝えします。
・少額からはじめられる
投資をした事ない人が100万円を超えるような大きい金額を一括で投資信託などの金融商品を買うのは抵抗があるかもしれませんが、毎月1〜2万円ほどの金額ですと、投資しやすいのではないでしょうか?少額で優れたファンドなどに投資が出来るのは大きなメリットです。
・投資するタイミングを選ばなくて良い
こちらのメリットはすごく大きいと思います。積立投資の場合、毎月決まった金額を決まったタイミングで投資するので積立投資を始めるタイミングは関係ありません。
私は個人的に株や FXをやりますが、買うタイミングや売るタイミングが非常に難しく、タイミングを間違えたせいで損失を出したり、利益が減ったりという事もあります。プロトレーダーでもタイミングを見極めるのは難しいので、投資するタイミングを選ばなくて良いのは大きいです。
・リスクが抑えられる
こちらは先ほどの特徴でお伝えしたとおりでして、金融商品の購入金額を平準化できますので、ある程度大きい損失を防ぐことができます。
ドルコスト平均法のデメリット
こちらではドルコスト平均法のデメリットをいくつかお伝えします。
・長期投資になる(短期的に利益は得られない)
積立投資の場合は、コツコツと投資していきますので、すぐには資産が増えません。だいたい10年は見ておきましょう。短期で一気に増やしたいという方は一括投資や株やFXを勉強してご自身でトレードして増やすという方が向いております。
・満期、償還のタイミングの重要性
積立投資を始めるタイミングはいつでも良いのですが、逆に終わるタイミングが重要です。最終的には右肩上がりで、成長し続けている様な株や金融商品への投資だと良いのですが、下がり続けていたり、リーマンショック、コロナの状況のように一時的に価格が下がっているタイミングで満期を迎えてマイナスでは終わってしまったというのは長期でコツコツと投資してきただけにショックが大きいです。
海外オフショア積立投資であれば、満期時に元本保証や利益確保などの商品があります。また最長128年まで運用してくれる商品などもあり、自分で契約満了のタイミングが選べます。こちらは積立投資の最大の弱点を補ってくれているので、積立投資をする際はそういう柔軟性や保証があるような商品がオススメです。
積立投資に向いている人
積立投資は基本的にどなたでも向いております。口座引き落としやカード引き落とし設定をし、自動的に積立していくことも可能です。長期での投資になるので、病気の方や収入がすごく不安定な方などは向いておりません。そして短期で結果が出るようなものではありません。
毎月の投資金額を決めるのが重要になっていくのですが、だいたい月収(手取り)の8%〜12%前後が無理のない金額と言われています。月30万円のお給料の方は、2万4000円〜3万6000円で考えましょう。勢いで高めの金額で積立をしてしまうと、途中で積立られなくなり、ドルコスト平均法のメリットが活かせず、結果的に損してしまったという方もいます。
まとめ
ドルコスト平均法(積立投資)が万能な投資法法ではない事が理解出来ましたでしょうか?少額で始められるなどの入り口の敷居が低いなどのメリットもある分、デメリットもあり、特に満期のタイミングに世界経済がどのようになっているかなど誰も正確に言い当てられません。
もし積立投資をされる際は、ドルコスト平均法を理解し、その弱点を補うような商品やコントロール出来る様な商品を選ぶことをオススメ致します。