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香港IFAの特徴、選び方など

最近、日本でもIFAという言葉をよく聞く様になりました。
IFA(independent Financial Adviser)の略で独立系のファイナンシャルアドバイザーになります。

日本では2003年に証券取引法が改正され、2004年から法人や個人が証券会社の委託として有価証券の売買などが行われるようになり、銀行の金融証券仲介業も可能になりました。

香港や諸外国では、このIFAが顧客の資産を増やしていくのに重要な役割になります。ここでは海外オフショア投資を行う上で欠かせない香港IFAについて詳しくご説明していきます。

香港IFAとは

香港に限らずIFAは、銀行や証券会社、保険会社などの特定の会社に所属せず、販売ノルマなどがないため、中立的な立場でお客様へ金融に関してのアドバイスが可能なのが特徴です。相談も無料で受け付けてくれます。

日本では金融商品仲介業の資格を取得する会社が多くなりましたが、アドバイザーとして活動する人数がまだまだ少なく2300人程度しかいないと言われており、アメリカでは10万人を超えています。香港ではIFAの数は約200社以上あると言われております。

IFAは、証券会社などと違い自社運用商品のみの販売などのしがらみがないので、状況などをヒアリングした上でお客様の目的、ニーズに合う金融商品を提案、カスタマイズしてくれます。

香港IFAになるための資格

香港でIFAと名乗るには証券のライセンスと保険業の許可を取得しなければなりません。
証券のライセンスは香港のSFC(Securities & Futures Commission)という証券及期貨事務監察委員会が発行するライセンスで、以下の3つのライセンスを取得しなければIFAを名乗れません。

Type1:有価証券取引(Dealing in securities)
Type4:投資助言業(Advising on securities)
Type9:資産管理(Asset management)

また保険業は保険業監管局(IA)から許可をもえわなければIFAは名乗れません。以前は、CIB(Confederation of Insurance Brokers)とPIBA(Professional Insurance Brokers Association)の2つの協会があったのですが、現在は保険業監管局に統合されました。

IFAの役割

次にIFAの役割ですが、文章だけですと理解しづらい部分があるかと思いますので、図をご用意しました。

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上記のような形で、IFAが顧客の要望に合わせて金融商品を提供致します。またポートフォリオを組み、保険会社や証券会社へ運用指示なども行います。カスタマーサポートもIFAが行います。

お客様からは直接手数料は取らず、成果報酬として運用成果に合わせて報酬が発生します。お客様は投資金、契約金以上のお金は発生しません。

香港IFAの選び方

よく相談されるのですが、IFAはどこが良いかという事になりますが、実際に紹介者の方を通じてIFAをご紹介されるという流れが一般的です。
最低限、日本語対応ができるスタッフがいらっしゃればコミュニケーション的には問題がないかと思います。

確認すべき事項は
1、日本語対応可能か
2、直近の運用成績
の2点が重要です。

IFAによってはカスタマーサポート全体で、サポート対応してくれたり、担当が付いてその方とのやり取りになったり、または紹介者がサポートメインでIFAの担当者がサポートで付いたりと様々なサポートの形があります。

IFAによって運用成績は多少差がありますが、そこまで大差がないかなという印象です。

まとめ

香港のIFAの特徴に関して記述致しました。海外オフショア投資を行う上では香港に限らずシンガポールやイギリスのIFAを経由することもあります。それぞれがIFAの特徴がありますので、IFAの会社の特徴などを調べて選ぶことが重要になってくると思います。

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