院試備忘録

院試を受けるきっかけから,受験勉強,対策を行ったことなどをまとめる.
そんなに大それたことは書けないので,n=1の参考例として

受けるきっかけ

自分はB3から某医学系の研究所で研究をしているのだが,所属している大学では残念ながら研究所と大学院が提携しておらず研究所と連携している大学院に進学する必要となってしまいという事に直面していた.
また,自身が現在研究している”脳神経発生”分野をメインに研究を行っている研究室のある大学院に進学し,同じ研究分野を専攻している同期や先輩たちと交流を行っていきたい研鑚を積んでいきたいと思っていた.

これに関しては,B3から一年研究所の研究室に所属して,研究員方とはディスカッションできるが,学生の目線で話し合える相手がいる必要を自分にとっては十分に理解できたから.

この様ないろいろな理由から,外部の大学院に進学することとした.

受験初期(一年前)

自分がB3時,夏にあった学会で受験したい研究室の先生と先輩(A)の講演並びにポスター発表を聞き,お会いした.その際,先生に研究室に行きたいかもしれないという旨を伝えた.
その後,10月頃に研究室に訪問し,先生に受験をして研究室に所属したい旨を伝え承諾をもらった.A先輩から院試の過去問を頂いた.
過去問をもらいなんとなく受験科目を確認したが,特に勉強することはなかった.

受験中期(半年前)

年明けすぐ?くらいに,A先輩とやり取りし,どのように筆記試験の対策をすればいいのか各教科ごとに教えていただいた.その後,3月頃に再度研究室に訪問し,A先輩から対策の際に使用していた教科書やプリントなどをかしてもらった.
いよいよ,勉強せなあかんなあという事で土日に数時間程度勉強をちょびちょび始めた.

受験直前(2カ月前以降)

二カ月前くらいからは実験を行いながら,反応待ちの時間だったり,夜の時間などで何とか勉強時間を作り,一週間で40時間は確保できるようにしていた.それぞれの科目で軸とする教科書を一つ決め,通読しできるだけ詳細を理解し,覚えられるように勉強を行った.
一カ月前では実際の出題用傾向が記述式であったため,長文記述ができるように様々な角度からトピックを設定し記述対策を行った.
また,面接試験もあったため,B先輩より実際に面接を行った際の注意点などを聞いた.そのうえで,A先輩とB先輩より模擬面接の練習をしてもらった.

なんだかんだ,大学受験を思い出しながらも勉強をちょいちょいやり,何とか院試当日を迎え無事受験を終了した.

まとめ

なんやかんやで自分自身,大学受験では生物選択出なかったので基礎知識が少なく,また大学での専攻とも若干違かったこともあり,割と一から生物を学びなおしてかなり大変だったなあという印象だった.
はじめにも書いた通り,受験校が多数あったわけではなく,自身の所属する大学を含め滑り止め/抑えの大学院を一校も出願しておらず,一校だけだったのでかなりメンタル的には大変だった.
また,今回かなり強く実感したこととして,受験に際していきたい研究室の先輩から色々と教えてもらえるのが強すぎると思った.大学受験のように試験対策方法が形骸化されておらず,大学院ごとにまったくもって違う.
大学院受験をするのであれば,できれば一年前(B3の夏ごろ),遅くとも半年前の年末までには研究室に訪問し,院試について先生や先輩から教えてもらうのがいいと思う.

来年以降,院試を受ける人の助けになったらいいなあと思ったり.がんばってください
最後までお付き合いいただきありがとうございました~

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