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最後の晩餐(歌詞)

もちろんわからないけれど。
どんな気持ちだったんだろう。
そう、考えること、思いを馳せることはできる。
そんな気持ちで書いた一曲。


もしも私が特攻隊に選ばれたなら。



もし抵抗も拒否もできず、
お国のために万歳と言うしかなく、
家族もそう在ろうとしてくれたとき、
私はこの役目から逃げる選択ができるだろうか。
たぶん、難しい。
生きたい気持ちがあっても
たぶん周りがそうさせてくれない。
同調圧力と言ってしまうと軽いのかもしれないけれど、そんなような、洗脳に近い考え方が蔓延っていたんじゃないだろうか。でもその中でもきっと、死にたくない、もう少し生きたいと、願っていた若者はいたんじゃないだろうか。
彼らの無念は私なんかでは計り知れない。
そんな思いを、出来事を、少しでも歌に
遺したかった。


最後の晩餐  ♪ゆっそ

遠くで飛行機 飛んでいる
命を乗せて飛んでいる

殺さないでと叫ぶ人がいる
愛する人が Ah 殺されても
駆け寄ることもできず逃げる現実

お国のために お国のために
僕らは歩く
お国のために お国のために
僕らは死んでく

繰り返される怨嗟
いつまでも忘れられない
いつまでもきっと許せない
地獄がつづく

死にたくない 死にたくない
僕らは笑う
死にたくない 死にたくない
もう少し生きたい

母ちゃんの
優しい手で作られた
でこぼこのにぎり飯を思い出した

母ちゃんの
優しい手で育った
僕は人を殺すんだと泣いた

お国のために お国のために
僕らは歩く
お国のために お国のために
僕らは死んでく

死にたくない 死にたくない
僕らは笑う
死にたくない 死にたくない
明日も生きたい

逃げ出したい 逃げ出したい
僕らは進む
逃げ出したい 逃げ出したい


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