心理学に対する誤解

心理学を勉強している人なら一度は似たような経験があると思います。専攻について話すと「心が読めるんだ。」とか、「心理テストとかやるの?」とか言われることがままあります。

結論から言うと、そんなことは決してありません。人を操るなんてこともありません。

世間にはメンタリズムだとか、人を操る心理術みたいな本が腐るほど出回ってます。私はそういった本を見ると、こうした本が心理学に対する誤解を生む一因ではないかなと思います。

もちろんそういった本を完全に間違っていると言いたい訳ではありません。実践的なコミュニケーションを身につけたい人にとっては寄与すると思います。

ただそれらはあくまで話術やテクニックであって、決して心理学の本旨ではないというのが私の考えです。

一時期アドラー心理学が流行りましたがこれもまた心理学の誤解を深めていると思います。心理学はやはり、人生の生き方を教えてくれるようなものではありません。それなら宗教や思想を学んだ方がいいと思います。

心理学が正しく世に理解されるといいなという心理学部生のぼやきでした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?