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ログ*メモの切れ端

・・・入手:ログ*メモの切れ端・・・


深夜の電車
目立ちたくなくて
誰の目にも入りたくなくて
こわくて恐怖で
漂うのは換気でも消えない
酒のにおい
唯一目が合わせられたのは
窓に貼られた
広告の女優のまっすぐな目
それすら逸らしてしまうのは
自分にはできない目だと思ったから
空虚な自分を見つめられるのが
嫌だったから
ああ私も酔いの淵にいれば
このにおいにも
たくさんの目にも
疎くあれたのだろうか
けれど、思うだけ
この怖さからの逃避
またこうやって
スマホのメモを開くだけ
閉じてしまえば、目も心も五感全てが
行き場を失うから
失えば弱くなる
他者が入ってくる隙ができてしまう
それもまた恐怖となるから
だから
ここに居場所をつくる
この思いの居場所を
どんな感情も、忘れてしまわぬように
ここに居場所を
書いて
書いて
思って
書いて
そのままを
いつかの私が
必ずまた
見つけにくるから
居場所さえあれば
あなたはここにいられる
待っていられる
だから今日は
ここでおやすみ

ーーー

みつけにきたよ
今の私が
だっていったもの
必ずって

おかえり、おやすみ

ーーー

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