イプノスの辺獄_

イプノスのコラージュ

松尾友雪
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イプノスのコラージュ

 今、私を抱き、私に抱かれる、
 私達が接する現在と云う化粧の上で、
 或いは、白紙がペンを愛でている、
 無数の三角形からなる、雪の様に、

 死を詠う詩人になるか、
 液化したヴィーナス、
 ミルクティーと叫び声に沈んだ、
 君のチェルノブイリには今日も雨が降っているのか。

 だが、此の一輪は空間に依存していない、
 水面の様な鏡の様な、
 解(ほど)かれる裸の幽霊の官能、秘す肌の表裏、

 因果は展開している、
 幻想と余白に浮きながら、
 満ちるが如く散る、散る華の様に。

〈詩/作曲/朗読/松尾友雪〉
〈表紙/連使〉(Twitter https://twitter.com/TENT_renshi_
HP https://tent-renshi.jimdo.com/)

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