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株式ってなあに?

こんにちは、子どもが金融リテラシーを身に付けて人生を豊かにいきることを目的に活動しています。

本日のテーマはベーシックだけど、身に付けておきたい「株式」について、5つのことを紹介しますね。

1 株式市場

コウスケくんは、自分が使っているiPadを販売しているアップルの株に興味を持ちました。

そこで、コウスケくんはふと疑問が沸きました。「アップルの株ってどこに売っているのかな?八百屋さんかな、それとも近所のおじさんが株を持っているから、直接交渉するのかな?」

➡コウスケくんがアップルの株を買いたいと思っても、どこで誰からいくらで買えばいいか分かりません。困りました。

調べてみると、「株式市場」という、秩序にのっとって株を売ったり買ったりするためにつくられた場所を先人たちがつくったことを知りました。

1792年に株式ブローカー(仲買人)が、ニューヨークのウォール街にあるスズカケの木の下に集まって、「スズカケ協定」に署名した。これがきっかけで、のちの、ニューヨーク証券取引所(NYSE)が生まれたよ。

2 ウォール街と株式市場

ニューヨーク市には、「ウォール」という名前の通りがあって、金融街の中心地にあります。世界有数の銀行や証券会社ウォール街に集まっていて、ニューヨーク証券取引所もここにあります。

投資家が株や債券を毎日売り買いするよ。

3 世界の株式市場

ここで、世界中の主な証券取引所を紹介します。

○ ニューヨーク証券取引所

2,000社以上の企業が上場していて、取引される株式の市場価格の合計(時価総額)で、世界イチ大きな証券取引所です。

IBM、GE、フォード、Twitterなどが上場しているよ。

○ NASDAQ(ナスダック)

1971年に開設され、世界で2番目に大きな証券取引所です。アップル、Google、Amazon、Facebook、Microsoftなどがあるよ。

○ 東京証券取引所

時価総額で世界第3位の証券取引所です。約2,500社が上場してて、その株式が売買されてるよ。

ほかに、ロンドン証券取引所、ユーロネクスト、シンガポール証券取引所、オーストラリア証券取引所、サンパウロ証券取引所などがあるよ。

○ IEX : Investor Stock Exchange

IEXは割と最近できたばかりで、超高速取引ができるよ。超高速取引とは、ものすごくおカネをかけて超強力なコンピュータとルーター、ケーブルを設置して、一番速くて賢いアルゴリズムを使って行われる取引きだよ。

どういうことかというと、

コウスケくんがアップルの株を買おうとしていると、超高速トレーダーはそれを察知して一足早くアップルの株を買う。そして、超高速トレーダーはほんの数セントを上乗せして、コウスケくんにアップルの株を売る仕組みだよ。数十億単位とかになるとチリツモがすごい額になる。

超高速取引は、なんらかの規制が入るかもしれないから、今後の動向にも注目です。

4 株

株式市場について勉強したコウスケくんは、さらに「株そのもの」についても勉強しました。

➡「株」とは、株券と呼ばれる紙切れのことで、コウスケくんがその会社の一部を所有していることになります。証券とも呼ばれます。

例えば、コウスケくんがGoogleの株を1株でも、アップルの株を2株でも持っていると、その会社の所有者の1人になります。

で、仮にコウスケくんがオーナーの「芝刈り会社」を設立したとして、「芝刈り会社」は100株を発行することに決めたとします。

近所のおじさんがやってきて、コウスケくんの「芝刈り会社」の芝刈り機を気に入って、コウスケくんの会社の25%を買いたいと言ってきました。

コウスケくんは、「自分の芝刈り機を気に入って、その一部を買いたいといってくれるのはステキなことだ。」と思い、『いいよ』と返事をする。

さて、どうやって会社の25%の株を売ろうか?

25%なので、25株をおじさんに売ることにしたコウスケくんは、値段を交渉して、1株10万円で売りました。おじさんからは250万円をもらいました。(25株×10万円で、250万円)

仮に、半分の50株をおじさんが所有したとすると、オーナーの権利がコウスケくんと同等になるから、のちのちもめることもあったりします。株の所有割合などは、信頼できるパートナーかどうかも大事な視点です。

5 株式指標

話を証券取引所に戻すと、毎年株の売り買いが行われることは分かったけど、ここでどうやって投資家が株式市場の動きを追いかけているか見ていきましょう。

コウスケくんは、「上がる株もあるのに、下がる株もある、市場全体がどのように動いたか、どうしてわかるのかな?」

➡ニューヨーク証券取引所を例に紹介します。

ニューヨーク証券取引所では、いくつかの銘柄を集めて指標「インデックス」にして、その集まりである指標が毎日どう動いたかを見る方法があります。

株を取り引きする投資家は、株式指標を注意深くみています。

ニューヨーク証券取引所では、ダウとかダウ30とか呼ばれてる銘柄、東京証券取引所では「日経平均株価」や「TOPIX」などが有名です。

さて、本日のテーマはベーシックだけど、身に付けておきたい「株式」について、5つのことを紹介しました。次回は、株の売買なども紹介したいと思います。


最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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ゆうとす@商材を売らない金融教育者
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