合理的にならないボクたちの脳みそ
こんにちは!
子どもにお金にまつわる話をしている、ゆうとすです。
自分の命と家族どっちをとると小2の息子に聞かれてタジタジしました。
正解のない問題だね、家族を優先すると模範解答をしました。
さて、本日は「合理的にならないボクたちの脳みそ」というテーマについてお話します。
お金をふやしていく上での行動経済学的な視点をいくつか取り上げたいと思ってます。
参考:日本一カンタンな「投資」と「お金」の本
そもそも資本主義って
資本主義とはなんでしょうか?
文字どおり資本をもとに株式会社などが経済活動をしていきます。
人の欲望が減ることはないので、基本的には経済は成長し続けます。
世界人口は増えているためです。
株式会社とはお金という資本を使って新しい付加価値が社会に提供されて、そこから利益が生み出されていきます。
たとえば、世界最古のオランダの東インド会社では稀少な胡椒をアジアからヨーロッパへ持ち帰ることで利益を上げていました。
無敵に見える株式市場でも強敵がいます。
それは
・変動リスク
・自分の欲望と恐怖
です。
変動リスクとは、株価が短期的に大きく変動し、必ず何年かに一回はバブルとして膨らんでは弾けることです。
自分の欲望と恐怖とは、バブルが起きてもっと儲かるかもしれないなという気持ちが心を支配することや、株価が暴落したときは日々の資産が下落していく痛みから解放されたいという気持ちです。
バブルとは、周囲の人が短期的に儲かった話を聞くと、その会社の価値以上の価格が市場でつくことになってバブルが起こります。
反対にバブルが崩壊すると、今度が価値以下の価格でも人は売ろうとします。
前置きが長くなりましたが、その背景に迫りたいと思います。
合理的にさせないバイアスたち
たとえば、ラーメン屋さんに行列ができていたら味はどうあれ、魅力的に思えるかもしれません。
多くの人がやっていることは本当かな?と疑えるかです。
群衆心理ではないか?
直感で導き出されることにもヒューリスティックという認知バイアスがあります。
必ずしも正しい答えではないけど、経験や先入観によって直感的に、ある程度正解に近い答えを得る方法ではあるのですが、ミスリードも起こり得るのです。
外国人っぽい人は英語話せるだろう!とか
損切りできない魔力
購入した時点に比べ株価が下がると、損失をします。
損失をすると、取り戻そうとして普段よりもリスクのある行動をするのがボクたち人間です。
たとえば、10万円持っているうちの2万円を損した。
その2万円を取り戻したくなります。
ブレークイーブン効果と言います。
さらに損失が進むと
いきなり全部売ってしまって二度と投資をしなくなります。
過去の損と未来の損は違うのにもかかわらずにです。
全く全部リスクを取らなくなる状態のことを
スネークバイト効果と言います。
この背景には損失にたいして圧倒的に弱い構造になっていることが原因です。
損失に対して2.5倍の痛み
じゃんけんで勝てば1万円をもらえる。
けどじゃんけんに負ければ1万円を失います。
この挑戦では、ほとんど方が参加しないです。
多くの方が参加するためには、
じゃんけんに勝てば2.5万円得られて、負ければ1万円を失う状態まで条件を整える必要があります。
人は、損失に対して2.5倍の痛みを味わうのです。
そのため、自分のリスクの許容度にあったポートフォリオを組む必要があります。
まとめ
・株式市場には「変動リスク」と「自分の欲望と恐怖」がある
・ラーメン屋の行列のように群集心理が作用するヒューリスティックがある
・損切りできない魔物として
「損失があると取り返すために自分のリスクの超えた行動をするブレークイーブン効果」
「損失があると将来にたいしてもリスクを取らなくなるスネークバイト効果」があること
・人は、損失に対して2.5倍の痛みを味わう
いかがでしたか?
本日は、「合理的にならないボクたちの脳みそ」というテーマについてでした。
一つでも参考になったことがあればスキを押してもらえると励みになります。
いつも最後まで読んでいただいてありがとうございます!
それではまた!