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CDとライブで思ってたのと違う件と、常識だと刷り込まれてやってしまうお話(第29回)

どうも、ゆうせいです。


今回のテーマは「言葉そのものの意味を考える重要性」という、パッと見よく分からなさそうなもの。

言葉の通り、「パッと聞いただけではよく分からなさそうな言葉」について考える回だ。


ジラ谷さんはそんな言葉の例として「マーケティング」「ブランド」を挙げ、どう取り扱えばいいのかを分かりやすくお伝えしている。


それでは早速、概要とまとめをどうぞ。


1.抽象概念に自分の言葉で定義することの重要性と、源泉という例え

Xの発信界隈でよく見かける「マーケティングのやり方」や「ブランドの重要性」という具体的なノウハウ。言葉だけを検索しても、どういった概念なのかみたいなことを書いたページがたくさん出てくるので、発信者が出しているノウハウを頼らなくてもいいんじゃないか、と思えてくる。

なぜなら、調べたら出てくるものでも、発信者が出しているノウハウでも、どう捉えてどう実践してみるかを自分で考えて実践しない人が多いからだ。


調べたままのものや発信者のノウハウを横流しで実践しても、うまく行くことはない。それよりも、マーケティングやブランドの言葉そのものを自分で考えて、どういうものかを定義することが重要だ、とジラ谷さんは説いている。


自分で考えて定義するわけだから、当然誰かが定義したものを横流ししてはダメだ。ちゃんと脳に負荷をかけて、自分の頭を働かせることが重要だと言っている、何度も何度も多くのnote記事で視点やテーマを変えながら。



なぜ言葉を、そのものの意味として使わず自分で考えて定義づける必要があるのか。マーケティングやブランドというビジネス関連の言葉は、そのものの意味を知っても抽象的すぎて捉えることが困難だからだ。いわゆる「抽象概念」といわれるもの。

そして、そうした自分なりの考えで言葉を定義付けている発信者を見つけて、良質な情報を受け取ることが、情報発信をしていく上で大事なムーブになってくる。

質の良い発信を受けることで、受けた側も自分で考えて言葉を定義付けるように教わるので、そのやり方が自分に合っていれば、成長の第一歩を踏み出せるのだ。


ジラ谷さんは、自身の記事の中で良質な発信をする発信者の思考を「源泉」に例えている(めちゃくちゃ良い例えだと思っている)。源泉から湧き出てくる水(思考)の質が良ければ、その質の良さに惹かれて受け取る人がたくさん集まってくる。

逆に、調べて出てきたもののような具体的なノウハウを発信して、言葉そのものを定義付けしていない発信者の源泉からの水は「濁っている」と表現している。こちらの場合、人は一瞬集まるけど、すぐに中身の無さを見透かされて離れていく。


なので、発信をする際には言葉そのものを自分なりに考えて定義付けをする、良質なコンテンツに触れて自分の思考を巡らせながらアウトプットし、自分だけのコンテンツを生み出す、など何事においても脳に負荷をかけて「考えること(=源泉を作ること)」が最重要だ、ということを伝えている。


2.CDとライブが思ってたのと違う件と、常識だと刷り込まれてついやってしまうことについて

今回の話は、マーケティングやブランドというビジネス関連の言葉を

①曖昧に解釈している「名の知れた発信者」
②自分でしっかりと考えて定義付けている発信者

の2種類がいて、②の人の思考の源泉に触れれば情報を受け取った側の人は、人によって解釈が変わる言葉(抽象概念)を自分の言葉で定義できるよう、様々なことを常に思考するようになるだろう。そのように教わり、学ぶからだ。


しかし、この界隈に参入してくる人のほとんどが、しばらくしたら何も成果を上げられないまま去っていく。それも、しっかりと覚悟を決めて自己投資をして、お金を稼ごうとしている人ほど、去っていく。

①のような発信者に吸い寄せられていくからだ。


①のような発信者の下で情報発信を学ぶとどうなるか、というのを実体験を元に書いていこう。


まず、情報発信ビジネスにおいて大した実績がないにもかかわらず、「成功者の実績を借りる」「自分がかけてきた自己投資の金額」これらをプロフィールに掲げている発信者に、こちらの稼ぎたいという気持ちを絡めとられる。

そして、彼らの持っているノウハウをありがたく享受することになるのだが、マーケティングやブランドという言葉をそもそも理解していないので、何となくぼんやりと分かったフリをしながら、ノウハウを実践することになる。


実践する前には当然そのノウハウを教材として購入することになるけど、その中身が「本当に稼げるのかどうか分からない」代物だとは、到底気が付かない。中身が充実しているのか空っぽなのかも、よく分からない。

自分がやりたい稼ぎ方ってこんなことなのか?これがこの世界での常識なのか?と思うことだろう。

CDを買って聴いたらめちゃくちゃ歌が上手くて聴きやすい曲が目白押しだけど、ライブに行って聴いたら「あれ?何かCDと全然違うんだけどなんで?」みたいな感覚に似ている。


これは、ノウハウの通りにやれば稼げる!という最初の思いと、ノウハウ通りにやっても上手くいかない=実際にやってみたら余りに手応えがなさすぎて思ってたのと何か違う、という感覚。

ノウハウを消費する時にはこんなことを感じて、稼ぎたいという思いはだんだんと尻すぼみになり、やってもやってもうまくいかない、楽しくない、つまらない、苦しい、やめようかな…となる。


そして、実践する時にはそのノウハウを売る発信者から「私の稼いだ実績をプロフに書きなさい」だの「自分がこれまでかけてきた自己投資の金額を書きなさい」だのと、数字の実績で発信未経験の新参入者を見込み客にしろと教えられる。

このやり方が常識であると、このやり方で発信界隈は回っていると刷り込まれて、やらざるを得ない状況にさせられていく。

実績がないから教わっている人の実績を借り、自己投資の金額で得た色んなノウハウや用語の「知識のみ」を武器にして戦ったところで、稼げるわけがないのに。

もっと胸を張って自分が稼いだ、という実績を出してしっかり誰かに教えることができたら、もっと楽に人を集められるのに。

と、矛盾した思いを抱えながら、虚しく発信活動することを余儀なくされる。


私は、こんなことをやりたいわけじゃないし、こんな苦しい思いをしながら発信活動をするのは何か違うと感じて、自分で常に思考しながら楽しく発信活動ができる今のスタイルを自ら選び、こうして文章を書いて以前より随分マシなアウトプットをできるまでになった。


ジラ谷さんの発信に触れることができたから、自分の活動の舵取りを思いっ切り別方向へ切ることができ、発信活動ってこんなに楽しいんだと求めていたものに辿り着けた。


最後にもう一度、概要・まとめの章で書いた一文をそのままコピペして締めようと思う笑。


発信をする際には言葉そのものを自分なりに考えて定義付けをする、良質なコンテンツに触れて自分の思考を巡らせながらアウトプットし、自分だけのコンテンツを生み出す、など何事においても脳に負荷をかけて「考えること(=源泉を作ること)」が最重要だ、ということを伝えている。


それでは今日はこの辺で。
ゆうせいでした。

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