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既に持っているものの価値が、新たな価値を引き寄せてブランドが作られるお話(第27回)

どうも、ゆうせいです。


今回、考察noteで書くテーマは「ブランド」

ジラ谷さんのアウトプットnote(実は2nd Season)から、毎回記事をお借りしてその内容を深掘っていく27回目。


今回から少し書き方の仕様を変えていこうと思う。

①元記事に書かれている内容の概要・まとめ
②元記事を読んで私自身が感じたこと

という感じで、章で分けていく。


そうすることで、

①元の記事で伝えたいことは何か
②私がテーマについてどう捉えているのか

が読んで下さっているあなたに伝わりやすいんじゃないかな?と。


ブランドとプラモデルの共通点と相違点を、元記事ではより詳しく書いているので、あなたもぜひジラ谷さんのnoteを読んでみてほしい。


ということで、早速始めていく。


1.プラモデルとの共通点と、単体の要素からパーツ(要素の集合体)への変換

まずは、ジラ谷さんがブランドをどう定義したかを見てみると、

「単体の要素ではなく、複数の要素の集合体で自分を形成する」

もの、これがブランドであると。


要素というのは、後で詳しく書くけど「元々自分が持っている性質」と「これから身に付けていく自分に合った、良いと思った性質」のこと。

この要素が単体ではなく、複数が重なり合ってその人から滲み出てくるものがその人個人の「ブランド」になる。


このブランドとプラモデルが頭の中で繋がったということだが、どういうことかというと、

「ブランドとプラモデルが持っている本質的な部分」が同じだ!と気がついたのだ。

しかも、そのことを東海オンエアというグループYouTuberがプラモデルを組み立てている動画を見ていて、脳内でドッキングしたらしい。

読書やビジネス系発信者からの学びの最中とかではなく、エンタメ作品からビジネス関連のことへ繋げられるのは思考力、言語化力のレベルが高いことの証明だ。


さて、ブランドが複数の要素の集合体で形成されたもの、に対してプラモデルはどこが本質的に同じなのか。

プラモデルを作り始める時には、一つ一つパーツが分かれていて、それらを組み合わせていくことで複数のパーツの集合体=完成形が出来上がる。

比べてみると、「複数の要素(パーツ)の集合体」という本質部分が全く同じだと分かる。


また、この二つには異なる面もあり、それが「プラモデル→説明書がある」「ブランド→説明書がない」ところだ。

どう異なるのかを簡単に書くと、

①説明書がある→完成形が決まっている→誰が作っても全く同じものが出来上がる

②説明書がない→完成形が決まっていない→一つとして同じものは形成されない


パーツをどのように組めばいいのか決まっているプラモデルは、脳死で与えられたノウハウを実践する発信者が量産されるのと同じように、同じ型のプラモデルからは全く同じプラモデルしか出来上がらない。

一方、ブランドを形成する要素は人それぞれ異なる。元々持っている自身の思想や性質に加えて、外部から集めてきた「自分にとって良いと感じる要素」「自分に合うと感じる要素」が重なり合い、個々人のブランド形成の源になる。

元々持っているものが違ったり、集めてきた要素も全く同じということはないはずなので、人それぞれ形成されるブランドは当然違ったものになる。

元々ある要素と新たな要素が組み合わさって、自分だけのオリジナルパーツが生成される、みたいな感じかな。


まとめると、

①プラモデル→複数のパーツの集合体→誰が作っても同じものが完成する

②ブランド→複数の要素の集合体→人それぞれ持っている要素が違うので、形成されるブランドも違うものになる

※複数の要素の集合体=自分だけのオリジナルパーツ、増設や換装を経てより独自のパーツへと進化できる


2.既に持っているものの価値(要素)が、新たな価値(要素)を引き寄せるとは?

ジラ谷さんのブランドに関するnoteを読んで、ブランドを形成する要素は「元々持っている(価値ある)要素」と「外部から集めた(価値ある)要素」が組み合わさった集合体なんじゃないかな、と私は思った。

ブランドと一言で書いているけど、つまり「一企業、一個人の持つ雰囲気やイメージを一言で表した言葉」みたいなことで、一言では言い表せない思想や性質がさらに複雑に重なり合っているので、長々と説明するよりも「〇〇といえば△△」「〇〇といえば誰それ」と表すのと同義だと、私は考えている。


で、ビジネスとして情報発信をしていくには自分をブランディング(ブランド形成)すべきだ、とよく耳にするけど、私も含めてよく分かってない人の方が多いんじゃないかな?という印象が強い。

これを理解するには、ブランドという言葉のビジネス的な意味は当然ながら、名の知れた発信者がどう定義しているか、解釈しているかを自分なりに考察する必要がある。

大枠で言葉のイメージは捉えることができても、発信者ごとの定義や解釈が少しずつ違うことがあるので、「ブランド=〇〇」みたいな絶対的正解はない、と思って良い。


それに、ブランド形成をするのに考え始めてからすぐに仕上がるものではない。なぜなら、あなたが元々持っている価値ある要素が何なのか、というのに気づくには時間がかかる場合があるからだ。

また、外部から自分に合った、自分が良いと感じる価値ある要素を見つけるには、発信者として身に付ける大前提の「思考力」「言語化力」が必須なのだ。

発信しながらでも思考と言語化を鍛えてレベルアップし、発信者として成長していかなければ、どこかに落ちているお宝(=価値ある要素)を見つけることは難しい。


発信界隈のあちらこちらに点在しているコンテンツをただ消費して「良いことを知れた!」「勉強になった!」と満足しているだけでは、お宝を見つけられないのは当たり前。

消費すると同時に自分の脳に負荷をかけて考えに考え抜き、自分にとってそのコンテンツはどう重要なのかを突き詰めることで、ようやくお宝(=価値ある要素)が何かを見つけることができるのだ。


①自分が元々持っている思想や性質を、自分で気づいたり理解する
②外部に点在している自分に合う、良いと感じる要素を見つけて取り込んでいく

①と②ができるようになるには、常に思考し続けるのが大前提だ。そして、①は②ができるようになって気づいたり理解することができる。

つまり、①と②は同時に獲得していくものと考えていいと思う。私自身が、自分の思想や性質を理解したのには、外部からの要素を見つけたことがきっかけだったから。

元々持っている要素に気がつかなくても、外部にあるお宝は既に持っている要素に引き寄せられているからこそ、お宝なのだ。そして、そのお宝を見つけることで自分がどんな要素を持っているのかに気づくことができる。


そうやって、発信活動をしながら少しずつ要素を集めていって、これが自分を構成しているんだと納得できるものが揃った時、ようやく自分独自のブランドが形成されると私は思っている。

思考力と言語化力を日々鍛えていく中で、自然と要素は集まってくるので、ブランディングせねば!と深く考えずに自分の発信者としてのレベルを上げることを優先して、続けていくと良いんじゃないかな。


それでは今日はこの辺で。
ゆうせいでした。

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