70%!いや、60%のクオリティでいいから早くアウトプット出そうよ!
フリーランスの猿渡です!
「自分のやりたいことを実現し幸せに生きていく」をテーマにまずは自らが好きな様に生きて経験を皆さんに伝えています!
今回はブラジルで生活する中で僕(日本人)と考え方が違うなと思った出来事について書いてみたいと思います。
<何について書くのか>
ブラジルで生活する上で僕はあることに気がつきました。
それは僕(日本人)は順序を正確に踏んで物事を進めたがったり、細部にとことんこだわり完璧を目指したりする傾向が強すぎるということです。
「神は細部に宿る」とは言いますが果たして全ての場面にそれは必要なのでしょうか?僕がブラジルで経験したことを元にその必要性を書いていきたいと思います。
このような部分に思い当たる人とっては何か考え方を変える気づきがあるかもしれません!
<僕がブラジル生活で体験したこと>
今回僕はブラジル生活の中ではっとさせられる出来事がありました。そこから得た学びをエピソードとともに紹介をしていこうとおもいます。
■ポルトガル語を話すということ
僕はブラジルの公用語であるポルトガル語が話せません。
とは言っても数ヶ月生活をするとわからない単語が出てきたらその都度調べますし、よくレストラン・スーパーで使われている言葉や自己紹介で使う言葉などは頻繁に口にするのでなんとなくですが部分的に分かるようになるのも事実です。
実際初めの頃はブラジル人が話している言葉は何ひとつわかりませんでした。しかし、半年後にはセンテンスの中で数個単語がわかるので何のことについて話しているかという推測はつくようになりました。人間は環境に順応するようにできているので本当にすごいです。
ここからが本題なのですが、ある時僕はブラジル人とSNSを通じて繋がり直接会って話をする機会がありました。
当然前述しているように僕は部分的な言葉しかわからないので雑談はおろか簡単な会話もままならない状態ではありました。しかし、相手が日本語を学んでいたこともあってお互いサポートしあいながらなんとなく会話が成立していました。
彼と話をする中で僕は自分のことをポルトガル語で話していきました。
僕は話し始める前に「ポルトガル語全然話せないよ?」と出来なさすぎる自分に落胆されないように、自分が傷つかないようにお恥ずかしながら予防線をガンガン張りました。。。
話したと言っても内容としてはこのような感じでほぼ短いセンテンスを繋いだだけのものや、ほぼ単語のような状態のものもあります。ぶっちゃけ相手がくみとって理解してくれた可能性もあるので正しく話せていたかも定かではありません。
そんな様子なので僕は話していてなんだか恥ずかしいし、嫌な気持ちになってきました。「あーやっぱり全然わからないし話すもんじゃないな。なんかつらいな。」そんなことを頭で考え、勝手にテンションが下がり始めました。
ところが次の瞬間相手の反応を見て僕は驚きました。
「うんうん!へー!なるほどね!」
「全然話せてるよ!」
「ポルトガル語うまいやん!」
という様子だったのです。
<この経験から得た学びとは>
このポルトガル語を話すというチャレンジから僕は以下のような2つの学びを得ることが出来ました。
僕は話せていないと思っていたポルトガル語でしたがブラジル人の彼にとってはすでに十分な状態であり、その時にそれ以上のクオリティでアウトプットを出す必要が一旦はなかったわけです。
アウトプットを出すまでにどうしても自分の中でもう少しクオリティを上げた方がいいのではないかと試行錯誤してしまいがちですが、相手がそこまで求めていない可能性もあります。
それであれば素早くアウトプットを出して、その後相手の評価に応じて微修正していくということが最善であると感じました。
僕のポルトガル語が話せるの定義は文法に問題がなく相手が理解できるように会話できる状態のことを指していました。
しかし、冷静に考えてみればポルトガル語を話す目的は意思疎通をすることであり正しい文法で話すことではありません。
ブラジル人の彼の話せるの定義は意思疎通ができればOKという目的直結方の考え方でした。そのためおそらく文法や活用がおかしかった僕の言葉ですが意味がわかればそれに至る過程は特に重要とせず受け入れてくれたのでした。
<最後に>
よく仕事をする上で「早めにアウトプットは出してフィードバックをもらいながら改善をしていきなさい」とは言われたものですが実際に実践できている人を僕はほとんど見たことがあまりありません。
細かいところまで気を配ったり、手順を大事にしたり、究極まで完璧を追い求める。これはものづくり大国日本で生まれ育った私たちのDNAであり、変えていくことは非常に困難であると思います。
これらは決して悪いことではないのですが、ブラジルに出てみて気がついたのは日本人のようにここまで細かく完璧にしようとする人は多くないということです。
彼らは目的が達成できれば手順や細かい精度に関する検討は二の次です。
また、目的達成に向けて精度が低くてもたくさんアウトプットするのでチャレンジの数は圧倒的に多くその分学びや成長の機会を得ることにも繋がっています。
僕たちがやっていることはもしかしたら「Too much」なのかもしれません。
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