悠三堂をまるッと体験。農家体験合宿を開催しました。
農家としての体験をぜひ同世代/若い世代の仲間達と共有したいと思い、悠三堂をまるッと体験できる農家体験合宿をこっそり開催しました。コロナ禍が続く中、細心の注意を払い、できるだけ個人の免疫力が付くような配慮をさせていただきました。今回参加してくれたのは、茶畑がある奈良県の住む2名の男女。将来的には、自然農法をやってみたいという希望を持つ2人と有意義な時間を過ごしました。
午前中は山城圃場へ
10時に集合して、午前中は、僕らが野菜とお米を作っている木津川市にある「山城圃場」へ一緒に行きました。自然農法を始めて25年以上大先輩であり、師匠である渥美さんからお話を一緒に伺いました。来た人が皆驚く自然農法の奇跡のトマトはもう片付け終わっていましたが、除草を一切せずに作っている奇跡のお米はもうすぐ収穫間近ということで、二人にお米のことを熱心に話してくれました。
百聞は一見に如かず。無農薬・無肥料でここまでできるのだということは実際に見てみないとわからないもの。一反あたり毎年七俵−八俵のお米の収穫を得ている渥美さんの田んぼを見学して、自然農法でもできるんだという確信を得ていただきました。
僕が作っている大豆やヘチマ、冬野菜をひとしきり紹介して、小豆の土寄せの作業を皆で協力して行いました。隣の農家の境目にある小豆の畝。ここをきれいにすることが、隣の農家さんと仲良くするコツなのだということを渥美さんから教えていただきました。どこまでも細やかな心遣いで畑を美しく保つ努力を怠らないことだと、再び渥美さんから教えていただきました。
午後は、奈良の茶畑へ
午後は、奈良のお茶畑へ車で移動しました。車で移動中も自然農法を始めることになったきっかけや、これまでの経緯を話させていただきました。色々あったけど、自分を心の底から鍛えてくれた経験には感謝ですね。
二人はいつも悠三堂のお茶を飲んでくれているということで、日頃僕らがお茶を作っている加工場を案内させていただきました。紅茶を作る機械、ほうじ茶を作る機械、小さいながらも皆で手作りした加工場は僕にとって象徴的な建物です。
見学の後は、茶畑の草取りを手伝っていただきました。一人が一つの畝間に入って、じっくりと草取りをしていただきました。皆が黙々と草取りに集中してくれたおかげで、当初予定していたよりも2倍の作業を終わらせることができました。ありがとうございました。
除草作業をしながら、自然農法のことやお互いの来し方を話し合いました。みんないろんな経験をして、辛いことも乗り越えてきたんだなと胸が熱くなる話を聞かせてもらいました。僕もたくさん学ばせていただいた素晴らしいひとときでした。
夜は自然農法の食材でBBQ
作業後は、古民家事務所で皆でささやかなBBQ。畑で収穫した野菜と友人から分けていただいた野菜と美味しいお肉でを炭火を囲んで楽しいひとときを過ごしました。今日の一日の振り返りや感じたことや思ったことを共有しました。暗闇と炭火のささやかな火。心を開いて話をすることができました。お肉を食べ終わる頃には、すっかりいい時間になってしまいました。
僕が伝えたかったこと
自然農法を始めたこと、それで生計を立てられるようになったことは、僕の人生にとって最良の選択であり、最高の結果でした。20代や30代の前半、僕も自分の人生のあり方に悩みました。
考えるよりも感じること。
安定よりもワクワクすること。
頭で考える損得や安定よりも、自分が「未来の自分を想像」して「自分の人生を創造し続ける」こと。
30代の終わりを迎えつつあって、自分のワクワクを楽しんで来れたことが本当に幸せなことだったと今振り返っても思います。
展望
一日で悠三堂を体験し尽くすことは難しくて、やはり1泊2日以上の日程が必要だと改めて思いました。来ていただいたからには、悠三堂を構成している5つの要素をぜひ味わっていただきたいですね。
①僕らの原点「自然農法のお米作りと野菜作りと渥美さん」@山城
②自然農法のお茶作り「お茶畑と製茶工場」@上深川町 @南山城村
③悠三堂の古民家と森「自然茶道と新しい自然との調和のあり方」@都祁吐山町
④農福連携のその先へ悠三堂とグリーンサムの挑戦「皆を巻き込んで幸せに」@交野市
⑤悠三堂の世界戦略を語ろう
僕らが力を入れてやっていることを是非一度体験してみませんか。