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下手くそなりに、頑張ってみる

こんばんは、あっという間に3月になりましたね。
年々時が経つのが早い。目まぐるしく変わる毎日に振り回されっぱなしです。

2月は卒業制作展を終えて、友人たちと最後の思い出作りに勤しむ日々。
そして一息つく間もなく、新生活準備に追われていました。
念願の一人暮らし。一人の時間をこよなく愛する私。
インスタに投稿されているおしゃれなインテリアの写真や通販サイトをひたすら睨み続ける。
「これは最高の城(自宅)を作るしかない」と意気込んでいました。

まあ、初めての新生活がそんな簡単に上手くいくわけもなく。
頼んだ家電が全然届かないとか、ガス開栓が初日にできず暖房なしの寒い夜を過ごすとか、頼んだ家具が2つ届くとか、ミラーに傷が入って届いたりとか…
も〜〜恥ずかしい失敗ばかりで、数えたらキリがないですが!
新生活からやらかしてばかりで、「こんな調子で一人で生きていけるのかな〜」と落ち込みました。

常に、「何がわからないのかわからない」状態。
調べてた割に重要な確認が抜けていたり、優先順位がつけられなかったり、とにかく段取りが悪い。
生活していて薄々感じていた自身の段取りの悪さが、完全に顕になりました。
これでいけるだろうっていう、怠惰な自分の、根拠のない自信。学生時代はそれで生きていけたけど、大人になればそうはいかない。
心配性なくせに、やるのめんどくさいな〜がギリ勝ってしまって、後から自分がめちゃくちゃ困る。自分の無計画さを痛感しすぎて、八つ裂きになりました。

ありえないくらい失敗して、自信もなくなっちゃったけど、まあ最初から上手くいくわけないし!若いうちに勉強になってよかったじゃん!って思うようになりました。それは成長な気がする!

幼い頃から失敗にとても臆病で、失敗=ダメな自分になりたくなくて、「失敗するくらいなら何もしない自分」でいようとしていました。
でもその内に、いつまで経っても自分が変わるきっかけがなくて、のうのうと生きてる自分が恥ずかしく思えてきて。

なんだろう…ずっと幸せに越したことはないけど、ある程度の苦しみも伴わなければ、厚みのある人間になれないんじゃないかなって。
多くの苦しみを知っている人は、より多くの人に寄り添うことができるから。

高校生までの自分はどうやって生きていたんだろう?ってくらい、大学4年間が濃密だったんですけど、それって苦しみに自問自答してきたからだと思うんです。
今までは苦しいことがあっても、「なんで自分ばっかり」って嘆くだけで何も出来なかった。
「何故起きてしまったのか、また起きないようにするにはどうしたらいいか」を考えられていなかった。

極度のマイナス思考って、自分を可愛がってしまう。自己肯定感が低いのに、自己愛はとびきり強い。
たらればばかり並べて、動こうとしない人にはなりたくなかった。そういう人に「今からでも遅くはないんじゃない?」って伝えると、「でも…」とできない理由を聞かされて、結構がっかりしちゃったから。

今自己肯定感が高いのか?と言われればそうではないけど、苦しみと自分に向き合って、ちょっとずつ厚みのある人間に近づけている。そんな自分を好きになれている、気がする。
自分を好きになるために頑張ってみてる自分もいるのかも。

今後のことなんて考えられないくらい苦しい時は、めいいっぱい嘆いていいと思います。
たくさん寝て、美味しいものを食べて、綺麗なものを見て、涙を流して、気が済むまで嘆いたら、「じゃあどうしようかな」ってゆっくり考え始める。
自分も絶望の淵に立つとそのことを忘れちゃうから、ちゃんとわかっておきたいな!

世渡り上手ならぬ世渡り下手で、不器用でまだまだ生きるのが下手くそだけど、そんな自分ごと愛せますように。


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