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季語・鳥曇:俳句幼稚園

急変の沙汰に戸惑う鳥曇
  →急変の沙汰に戸惑ふ鳥曇
逝く人と言葉交わせず鳥曇
  →逝く人と言葉交はせず鳥曇
鳥曇最期の言葉聞けぬまま

きゅうへんのさたにとまどふとりぐもり
ゆくひととことばかはせずとりぐもり
とりぐもりさいごのことばきけぬまま

これもまた初めての季語に戸惑う。季語歳で確認。鳥が渡る頃の曇空、鳥が飛び去った後に薄曇りがあるだけ、みたいな。
取り残された、そんな気分を詠んでみた。

仕事柄、高齢の方々とお会いする機会が多い。いつでも一期一会の心構えは持っているつもりだけれど、突然のお別れには、やっぱり心がザワザワする。
充分な関わりが持てただろうか?って振り返ったり、この方とはもう永遠に会えないんだな~って感傷に浸ることもある。
会いたい人、大事な人に気持ちを伝えること大事だな~って感じる。