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ゆるっと白露の養生

みなさん、こんにちは。

今日から二十四節気の「白露」に入りました。

白露とは、昼間の暑さも和らぎ涼しい風が吹くようになり、草木に白い露が宿りはじめるころとされます。

朝晩はすっかり秋を感じることもあるでしょう。

「秋の七草」である萩(はぎ)、尾花(おばな)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじはかま)、桔梗(ききょう)が咲き、いっそう秋を感じられます。

また9/9は「重陽の節句」を迎えますが、別名を「菊の節句」とも呼びます。

この日は、中国で陽のエネルギーがもっとも強いとされる「九」が重なる縁起の良い日で、

菊を愛でたり、菊の香りをうつしたご飯や酒を頂きながら長寿や無病息災を祝う習わしもあります。

このころは夏と秋の季節の変わり目に、体調を崩しやすいこともあります。

秋は「肺」の季節とされ、空気の乾燥とともに、咳や喉、呼吸器系の不調も多くなります。

また「肺」に関連する感情は「悲しみ」なので、秋が深まりはじめるころは、何となくしんみりとなりやすかったり、落ち込みやすくなります。

白露の養生からは、「肺」を守りながら元気に過ごすことがテーマになります。

①潤い

乾燥しがちなこの季節は、何よりもまずは「潤い」や「加湿」です。

この時期の冷えや乾燥対策を怠ると、冬に下痢をしやすくなったり、風邪を引きやすくなります。

潤いの食材とともに、加湿を意識して、

汗をかくことで潤いを奪いすぎるホットヨガや、サウナなどは控えましょう。

また、醤油や味噌なども積極的に頂きましょう。

②潤いの食材

空気が乾燥するこれからは、潤い力を持つ食材を取り入れましょう。

覚えやすいのは、白い食材。

この他にも、長いもや小松菜、はちみつも潤いを補います。

また、これからの季節は黒豆や黒豆茶もおすすめ。

体の深いところまで潤いをもたらしてくれるので、美容やアンチエイジングにも重宝されます。

③深呼吸して穏やかに

肺は「悲しみ」の感情とつながりが深いので、秋の始まりは何となく不安や落ち込みに見舞われやすくなります。

西に沈む夕陽を静かに見つめて人生を振り返るのに適したころとも言われます。

ですがそれは全てを悲観して見つめたり、「こうしておけばよかった」「あれもできなかった」などと悔やむのではなく、

今の自分があることへの感謝と前向きな振り返りが、こころが健やかでいられるような気がします。

そんなふうにネガティブになるのも全て「秋のせい」なので、

少々のことで悔やみすぎず、深呼吸して、穏やかでいるのも、肺が楽になる秋のいたわり養生なのです。

私が住んでいるところは、昼間はまだまだ夏のような暑さです。

太宰府あたりは、暑い町の記録がどんどん結ばれているようです。

そんな暑さの中でも通りかかる道端では、コスモスが咲いているところがあったり、

夜は鈴虫の鳴き声を聞きながら、寝る前のまどろみを楽しんでいます。

少しずつ進んでいるのですね。

今日も最後までありがとうございました。


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