くたくたには「きのこ」
みなさん、こんにちは。
今日は秋の味覚の食材から、「きのこ」について、
養生別にまとめてみました。
疲労回復には「きのこ」というくらい、毎日お疲れの現代人には欠かせない食材といえるきのこ。
そんなきのこも細かく見ると、こんなに色々な働きがあるんです。
ぜひ、お買いものや献立にご活用くださいね。
その中でも今日は、「黒きくらげ」に着目してみます。
黒きくらげって、養生や薬膳での特別なものだと思われがち。
実際には、とても有能で、使いやすいので、
「体に良いものを」「薬膳を活用したい」というときは、まずは黒きくらげをおすすめします。
それは、黒きくらげには、体を元気に若々しくする力が豊富だからです。
黒きくらげは、体を冷まさずほてらせない偏りの少ない食材です。
甘味に属しているので、元気を生み出します。
「腎」を補うとされているので、月経や閉経にまつわる不調や、更年期や老化などにもおすすめされています。
生命の源の塊のような食材なので、老若男女問わずどなたも食して頂けます。
「腎」が弱ると、歯や骨、耳、髪、記憶力、足腰などに関わる機能や器官が弱り、機能が低下するいわゆる老化があらわれます。
加齢によって劣っていくのは仕方のないことですが、夜更かしやストレス、冷え、座りすぎ、暴飲暴食などでも、この「腎」は弱ります。
できるだけ弱らせないためには、早寝や腹八分目、冷えない工夫などを心がけることで、早めに対処できることもあります。
黒きくらげは、味にクセがないので、何にでも「ちょい足し」できます。
味噌汁や炒めものに、ぜひちょい足ししてみてくださいね。
今の季節のおすすめのメニューは、卵とトマトと黒きくらげの炒めもの。
少しのお塩で味つけました。
トマトは体のほてりをとり、胃腸を労り食欲や疲労を回復してくれます。
卵は、血を補い、不安をとり、疲労回復に役立ちます。
くたくた、お疲れ、嫌なことがあった弱った日におすすめです。
先日はしいたけを入れて、炊き込みごはんに挑戦してみました。
食卓も、だんだんと秋へ向かっています。
今日も最後までありがとうございました。