おかゆのいいこと
みなさん、こんにちは。
体が弱ったときや不調のときに、おかゆさんが食べたくなりますが、
おかゆには「粥有十利(しゅうゆうじり)」といって、10の効能があるとされています。
①肌の色つやが良くなる
②気力が増す
③寿命が延びる
④体が楽になる
⑤頭が冴える
⑥消化に良い
⑦風邪を引かない
⑧飢えない
⑨渇きを潤す
⑩便通に良い
養生でも、胃腸や心が弱ったときに、体を休め、気力や潤いを養い、心身を整える食べものとされています。
朝粥という習慣がありますが、朝に温かいものを頂くと、体の芯からぽかぽかになり、一日の力がわいてきますよね。
ちなみに、白米の薬膳的な効能は、
胃腸を元気にして、気力や疲労を回復する、重だるさをとる、のぼせをとり、口の渇きを潤し、下痢を止めます。
不安をとり、心を落ち着けてくれる働きもあります。
おかゆは天然の胃腸薬ともいわれ、お腹の調子が悪く、弱ったときに良い効果だらけなのです。
作り方は、とても簡単です。
米 1/2カップ
水 400cc
①お米を洗います。
②お米と水を鍋に入れます。
③沸騰するまで、蓋をし、強火にかけます。
④沸騰したら弱火にします。ここで焦げ付かないように全体を混ぜます。
⑤蓋をし、焦げ付かないように、時々混ぜながら15~20分弱火にかけます。
さらさらか、粘りがある感じかお好みで、お水と煮る時間で調節します。
冷やご飯をお水で炊いた「雑炊」と、お米から炊いた「お粥」とでは味も働きも変わります。
より胃腸に優しく、消化に良いのは、お米から炊いたおかゆです。
お米から炊いたおかゆさんは、透き通ったあっさりとしたお味を感じられます。
大変具合が悪くてふらふらなときは、パウチのおかゆさんもあるので便利ですね。
一日の中で一番体温が低い朝ごはんで冷たいものを摂ると、その冷たい食べたものを温めることへ力を奪われてしまいます。
朝は消化が良く、温かいものを頂くことで、朝の目覚めや排泄などのサイクルをうまく回して行けるようになります。
おかゆにすると、お腹が空きます。
お腹が空くというのは、胃を空っぽに掃除できて、しっかり休めて、胃腸が元気になって、次の食べものを消化する準備ができたという体からのサインです。
ぜひ、お試しください。
今日も最後までありがとうございました。