完璧主義をやめたら楽になれる
こんにちは、まきやんです。
今回は完璧主義になるのをやめた話を書きたいと思います。
あなたは普段、「完璧」という言葉を口にしていますか?あるいは周囲に口にしている人がいるでしょうか?
周りに完璧主義の人がいると、なんだか一緒に仕事をしていて疲れるなと思った経験はないでしょうか。
私自身、性格的にはかなりのマイペースなのですが、職業柄完全さ・完璧さを求められるし完璧主義な人が多いところで仕事をしています。
このことを前提にしたうえで、「完璧主義をやめたら楽になれる」という話をしたいと思います。
構造安全性と心の安全性
私は今建築の構造設計の仕事をしています。
建築の耐震性などをチェックし利用者が安全に暮らせるように配慮した設計をする非常に重要かつ責任のある仕事です。
ちょっとの構造計算ミスが命取りになることもあります。
このため、常に設計に完全さ・完璧さを求められることが多く、完璧主義な人が集まりやすいです。
職業柄仕方がないとはいえ、完璧主義な人と一緒に仕事をすると結構精神的に疲れます。
私自身以前いた部署で完璧主義な上司に精神的に追い込まれてしまった過去があります。
「また計算ミスしてる。こんなこともわからないの?」
「もちろん設計は完璧なんだよね?」
こんなことを毎日のように口にする上司と一緒に仕事することを想像してみてください。
めちゃくちゃしんどくないですか?
幸い今は部署を異動して以前の上司との関わりは全くありません。
今でこそパワハラ認定されそうな案件ですが、構造の安全性は確保できても心の安全性は確保できてないなと環境が変わった今でも思います。
正しさより優しさに人は反応する
一方で私自身もこの仕事をしている影響で、完璧主義な性格になりそうなところはありました。
設計の協力をしてくれる職場の同僚やCADオペさん、外部のパートナー事務所の担当の方に仕事の依頼をして、まったく意図どおりやってくれなかった時はイライラしていたのを覚えています。
思えば修正を依頼する時に少し強めの語気で発言していたかもしれません。
こういうのって冷静にならないとなかなか気づけないものです。
このまま同じ部署に居続けたらただの性格の悪い老害になっていたかもしれません。
一方で、忙しくしんどい時もなるべく優しく丁寧に仕事の修正依頼を出していた時は、相手の反応もよく協力的な姿勢で対応してくれた気がします。
ひとつの教訓としてとらえるなら、
正しさよりも優しさに人は反応してくれる
ということです。
人にものを教えたり仕事をお願いしたりする時、正論を言って伝えるよりも優しさを持って接したほうが結果的に相手の理解度は高まります。
正しさはググれば簡単に出てきますが、優しさはググっても出てきません。
優しさを与えられるのは人だけなんです。
優しさを与えたら相手が優秀な人なら、あとは勝手に動いてくれてしかも感謝もされたりします。
結果的に自分ひとりで仕事を抱え込まずに済んで計算ミスも減る、という自分にとって精神的に負担の少ない生き方ができますよ。
完璧主義をやめたら生きるのが楽になる
そんなわけで最近の気づきとして、完璧主義をやめたら生きるのが楽になるなと感じている次第です。
とはいえマイペースにダラダラ過ごしても時間だけが過ぎ去って仕事は進みません。
私の場合以下のことを意識して仕事にのぞんでいます。
① 30%の完成度で仕事の上司や同僚からフィードバックをもらう
② 80%のパフォーマンスで仕事をする
③ 30分くらいで終わるような仕事はさっさと片付ける
④ その日のうちに終わらない仕事は翌日以降に持ち越す
特に2つ目に関しては、常に100%のパフォーマンスを出し続けていると本人も疲れるし、周りも気軽に相談できない空気感になってしまうので、忙しい時でも80%を超えることのないように気をつけています。
お互い協力しながら仕事を進めていると心も安定しますし、仕事もパフォーマンスも向上します。
なにより毎日生きるのが楽になります。
・自分の完璧主義なところがしんどい → 思い切って休む
・周りの完璧主義な人に苦しんでいる → 思い切って環境を変える
勇気ある一歩を踏み出せば楽になれますよ。
というわけで今回はこの辺で終わりたいと思います。
ともに頑張りましょう!