太陽

太陽をずっと見ているとピンク色になった
ピンク色だけどプリズムの虹の光を放射線状に散らしてた
白くなったりもするけどやっぱりピンクで
辺りの山や空を広くピンクで照らしていた
日が沈むところを目に着けて忘れないようにとでも言うように
目が離せなかった
太陽が沈んで また昇るように
また会えることを
会えなくてもその間もずっと居ることを
教えてくれたように思う
太陽は空に浮かぶ無数の飛行機を
エイだと思ったらしい
広大な海を泳ぐ
あの赤い景色も忘れないでというように
私のまぶたの裏に焼き付けた

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