カルチャーショック in Japan
いつものようにバイトに行く電車に揺られていたら、
ある駅で、頭にスカーフを巻いた女性が6人ほど乗ってきました。
そのうち2人は4人掛けシートに座る私の向かいに座りました。
数人なら見かけたことはあったけれどちょっと人数が多かったのでびっくりしつつ、観光かな?在住しているのかな?と不審に思われない程度に彼女らを観察していました。(ちらちらっと)
すると、なんと次の駅でも同じような格好をした人が乗ってきたのです。
頭にスカーフを巻いた女性と旦那さん、ベビーカーに2人のお子さん。
家族は列を挟んだ反対側のシートに座りました。
すると、私の前に座っていた方がおもむろに赤ちゃんと触れ合い始めたのです。しかもお母さんの許可を取ることもなく!
私はその光景にびっくりしてしまって。お母さんと私の前の方が知り合いなのかとも思いましたがそんな様子も見られませんでした。
きっと彼女彼らの母国では、当たり前のことなのでしょう。
日本ならどうだろうと考えてみると、あり得るとしたら、
「かわいいですね~」とお母さんに話しかけたりだとか、微笑みかけるだとかで触れるということは絶対にないと思うんです。特にこのご時世ですしね。
日本はまだ水際対策を行っていて外国人観光客、在住者ともに少ない状況。
なので日本でカルチャーショックを受けることなどないと思っていたから、この出会いは私にとって嬉しくもありました。
日本に様々な国籍の方や文化が流入し、
「自分の当たり前が誰かの当たり前でない世界」
「多様な価値観が存在しそれぞれを尊重しながらも、何か新しいものが生まれるワクワクする世界」の一端を見たような気がしたからです。
コロナが落ち着き、日本が世界に開かれるのを待ち遠しく感じます。