
結局どれがいいの? Excel関数の入力方法を徹底比較
こんにちは。ゆるラクです。
「ゆるラクExcel教室」へようこそ。
さて、前回の記事では
合計や平均を計算する関数を
ボタン一つで一発入力する
オートSUMについて解説しました。
前回の記事でもお伝えしましたが
関数の入力方法は大きく分けると
下記の3種類があります。
メニューから入力
セルに関数を直接入力
ショートカットキーで入力
そしてややこしいことに
この3種類の中でもさらに
パターンがあったりします…
ということで
関数入力、結局どの方法がいいの?
について徹底解説します!
ゆるラク的オススメ度もつけましたので
参考にしていただければ嬉しいです!
では、本日もゆるく楽しく勉強しましょう♪
もう迷わない! Excel関数の入力、徹底解説!

Excel関数の入力方法を
詳細に分けてみたところ
計7種類になりました…(多)
【1】メニューから入力
① オートSUMボタン
② 関数の挿入ボタン
③ リボンの分類ボタン
【2】セルに直接入力
① 数式直打ち
② 関数入力補助機能
【3】ショートカットキーで入力
① 関数の挿入を開く
② SUM関数の入力
では、それぞれの方法について
ポイントやオススメ度などを
チェックしていきましょう。
【1】メニューから入力:①オートSUMボタン
こちらは前回の記事で解説した方法ですので
詳しくは下記リンクをご覧ください。
<入力時のポイント>
「ホーム」→「Σ(オートSUM)」ボタンをクリック。
合計範囲(引数)も自動的に選択される。
<良い点>
・とにかく簡単! ワンクリックで合計が出せる。
・自動で範囲を選んでくれるのでミスが少ない。
<悪い点>
・特定の関数(5種類)しか使えない。
・自動選択の範囲が希望通りにならないこともある
<オススメ度>
★★★★★(5/5)
最初に覚えるべき機能!
とにかく簡単で便利。
【1】メニューから入力:②関数の挿入ボタン




<入力時のポイント>
「数式」→「fx(関数の挿入)」ボタンをクリック。
表示されるダイアログで関数を検索し
引数を入力する。
<良い点>
・関数名がわからなくてもキーワード検索できる。
・関数や引数の説明を見ながら入力できる。
・どんな関数でも入力できる。
<悪い点>
・手順が多くて少し面倒。
・どの関数を使えばいいか分からないと迷うことも。
<オススメ度>
★★★☆☆(3/5)
操作の多さがちょっと難点。
関数入力に慣れるまで使ってみるのがオススメ。
【1】メニューから入力:③リボンの分類ボタン
メニューから関数を入力するもう1つの方法は
リボンの関数分類ボタンからの入力です。
<入力時のポイント>
「数式」→関数分類ボタン(例:数学、論理など)をクリック。
関数名が表示されるので選択する。

引数の入力ダイアログが表示されるので
引数を入力する。※②参照
<良い点>
・使いたい関数を分類ごとに探せる。
<悪い点>
・どの分類を選んだら良いかがわかりづらい。
・大量の関数の中から探すのも時間がかかる。
<オススメ度>
★★☆☆☆(2/5)
目的の関数がどの分類にあるかわかっていて
関数名のスペルがわからない、とかなら使える。
純粋に関数を探すなら、関数の挿入ボタンから
キーワード検索した方が速いかも。
【2】セルに直接入力:①数式直打ち
さて次は、
文字や値を入力するように
セルに直接関数を入力する方法です。
下記の投稿でも解説した
関数のルールに従って入力します。
<入力時のポイント>

半角モードで、セルに「=」を入力。
関数名を入力し、「(」を入力。
引数を入力し、Enterキー。
関数のスペルは小文字でOK。
正しく入力できていれば
Enterキーで確定すると大文字になります。
ちなみに、入力ミスすると
何らかのアラートが出ます。
引数が足りなければメッセージが出ますし
関数名が誤っているとエラーになります。
※この辺は別の投稿で詳しく解説したいと思います。
<良い点>
・最速で入力できる。
・関数を複数組み合わせて使う時に入力しやすい。
<悪い点>
・関数名や引数を知らないと難しい。
・入力ミスが起こりやすい。
<オススメ度>
★★☆☆☆(2/5)
慣れたら最強。でも初心者にはハードル高め。
【2】セルに直接入力:②関数入力補助機能
「関数名とか引数とか、いちいち覚えてられないよ」
という方もいらっしゃいますよね。
ご安心ください。
ちゃんと入力補助機能があります。

<入力のポイント>
基本的には①と同じ。
関数名を入力し始めると候補が表示される。
該当の関数を選択したらTabキーで確定。
後は①と同じように引数を入力する。
ちなみにTabキーじゃなくEnterキーを押すと
その時点で入力完了してエラーになるので
注意が必要です!
<良い点>
・関数名を完全に覚えていなくても大丈夫。
・関数の説明が出るので安心。
・スムーズに入力できればかなり時短。
<悪い点>
・そもそも関数名最初のスペルを覚えている必要アリ。
・途中でスペルミスすると目的の関数にたどり着けない。
・候補がたくさんあると選ぶのが大変。
・TabキーじゃなくEnterキーを押しがち。
<オススメ度>
★★★☆☆(3/5)
関数に慣れ始めたら圧倒的にラク!
まずはよく使う関数からやってみるのがオススメ!
【3】ショートカットキーで入力:①関数の挿入を開く
まず、ショートカットキーとは
何ぞや、ですが。
通常、パソコンの操作は
マウスで画面上のボタンなどを
押して行いますよね。
実はソレ、マウスを使わずに
キーボードのキーだけでも操作できるんです。
それがショートカットキーです。
一つのキーを押しただけで
できる操作もありますが
いくつかのキーを組み合わせて
押して使うことが多いです。
入力中にいちいちマウスに
持ち替えたりしなくて良いため
作業効率が上がって
時短に繋がるスゴワザです。
ショートカットキーについては
また別の投稿で詳しく解説しようと思いますが、
本日は、関数の入力もショートカットキーで
できることを簡単にご紹介します。
まずは【1】の②でご紹介した
関数の挿入ダイアログを開く
ショートカットキーです。
<入力時のポイント>
Shiftキーを押しながらF3キーを押す。
関数の挿入ダイアログが開く。
※あとは【1】②と同じ。
キーボードのキーの位置は
キーボードの種類によって少し異なりますが
下図の位置を目安に探してください。

<良い点>
・いちいちマウスに持ち替えたり
数式タブを開いて操作することなく
一発でダイアログを開くことができ時短に。
<悪い点>
・ダイアログが開いた後にマウス操作するのであれば
大幅な時短にはならない。
<オススメ度>
★★★★☆(4/5)
関数の挿入ダイアログが開いた後も
キーボード操作のみで完結できるようになると
効率が上がるので慣れていくのがオススメ!
【3】ショートカットキーで入力:②SUM関数の入力
実は、SUM関数そのものを
ショートカットキーで入力できちゃいます。
<入力時のポイント>
Altキーを押しながらShiftキーと=(イコール)キー を押す。
自動でSUM関数が入力される。
引数を入力しEnterキーで入力完了。

<良い点>
・手早く合計を出せる。
・関数の入力ミスがない。
<悪い点>
・SUM関数以外には使えない。
・ショートカットを覚える必要がある。
<オススメ度>
★★★★★(5/5)
合計計算をよく使うなら便利!
覚える価値あり。
【補足】
実は、AVERAGE関数なども
ショートカットキーで入力できるのですが
こちらはまた別の投稿で解説しますね。
本日のまとめ
以上、関数の入力方法を徹底解説しました!
オススメ度の一覧はこんな感じです。

ゆるラク的な総評ですが…
初心者さんが最初に覚えるなら
「オートSUM」ボタンと
「関数の挿入」ボタンを使ってみてください。
体感的にわかりやすく
操作ミスも起こりにくいからです。
慣れてきたら次は
ショートカットキーを使うようにすると
効率的に作業できるようになりますよ!
関数名と引数を覚えたら
ぜひ直接入力も試してみてくださいね。
本日もお読みくださりありがとうございました。
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