そんなに大事?先生を苦しめる魔物を撃退せよ!
どうもガクせんです。
3月に入って一週間が経ちましたね。
3月といえば、子どもたちにとって卒業、進級の時期。
「寂しさやワクワクで胸がいっぱいになる」そんな時期なのではないでしょうか?
しかし、一方先生はというと・・・
学習のまとめをしなきゃ!卒業式準備しなきゃ!新年に向けて準備しなきゃ!と大忙し・・・
そんな中でも、特に先生を苦しめているのが
そう!
「成績」
です!
この作業がとにかく大変・・・学校によっても違いますが、ボクが以前勤めていた学校では、一人ひとりに各教科の評価・評定をつけた後、大量の文章を書く必要がありました。
もう、成績シーズンは毎日夜遅くまで残業残業残業!が当たり前でした。職員室のゴミ箱には夕食代わりに食べたカップラーメンのゴミが山のように溢れかえっていました。
そして、目を充血させながらようやく書き終えた成績表。
しかし、まだまだここでは終われません・・・。
次に待っているのは
チェックの嵐!
自己チェックはもちろんのこと、学年チェック→主幹チェック→管理職チェック・・・「何回チェックすんねん!」と全力でツッコミを入れたくなるほど過剰でした。
全職員が書いた成績をチェックしなければいけない主幹や管理職も小指で押しただけで倒れるんじゃないかというくらい疲弊していました。
そして、長い旅を終えて帰ってきた成績たちには、翼が生えたのかと勘違いするほどの付箋付箋付箋・・・それをまた夜鍋で修正する。
もう、完全に”自分が書きたい文章はどこえやら”状態です。
これが、毎年2、3回あるのが学校という場所です。
そのうち、子どものために書いているのか、管理職に突っ込まれないために書いているのか分からなくなってくるという悲しい現実・・・。
もう、10年を越えた時くらいから、「何やってんだろこれ?」と心の奥底にしまっていた違和感や疑問を抑えきれない自分がいました。
このように、学校文化には「成績は崇高なもの」「誤記載は言語道断!」という空気感が半端ないのです。
世の中的にみても、誤記載があるとニュースに取り上げられるなど大変なことになってしまうのが実際のところでもあります。
しかし、批判を恐れず言わせてもらうと、「そんな日本は異常でしょ!」と言わずにはいられません。
また、それだけ骨を折って作った成績ですが、実際のところ子どもにとってメリットよりもデメリットの方が遥かに大きいといったところがボクの感想でもあります。
詳しくはこちらの記事で↓
いやー本当虚しいですよ・・・。
それだけ、命を削って書いた成績が子どもに悪影響を与えてしまうなんて・・・。
一般の企業だったら、そんなハチャメチャにコスパの悪い取り組みは瞬息で削除!または改善をするといったところですが・・・。
実際に、フィンランドやデンマークといった、教育先進国と呼ばれる国ではテストや成績を廃止しています。
「え!成績なくして大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、実際にフィンランドやデンマークは教育レベルはトップレベルですし、何より子どもの幸福度も抜群に高いのです。一方、日本の幸福度は抜群に低いです・・・(泣)
もう、やめましょうよこんな不利益しかない成績信仰の文化は!
働き方改革、21世期型教育など言葉だけが先行している現状を変えるためにも、まずは思い切って成績を廃止してみてはどうでしょうか。せめて小学校だけでも!
それだけ常識をぶち壊すような大きな決断ができなければ3周遅れと言われている日本の教育を変えることはできないのではないでしょうか!
成績を無くせば、先生も子どもも元気になれる!
そして、より良い教育が生まれるのです!
新時代に向けて常識をアップデートしていこう!
以上、ガクせんでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
良い一日を!
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