【断層地形は面白い02】ゆるく楽しむ日曜地質学:2023年11月26日号
北東北・北海道等では雪が降り始め、もうすっかり冬ですね。
仙台でも朝晩はだいぶ冷え込むようになってきました。
中央構造線の断層地形ツアー②
3週間前の11月5日号では、本編では紹介しきれなかった断層地形を紹介しました。今回は、その続きです!
こちらを見てください。
まっすぐな地形はいくつか見られるので1つに特定するのは難しいかもしれません。
シームレス地質図V2を重ねると、中央構造線はこのように通っているようです。
並べてみました。
大きい谷の他にも、小さい谷が連なっている箇所が見えます。
赤丸で囲ったあたりですが、これは分かりづらいですね。
私でも言われなければ気づかないレベルです(;^_^A
こちらは逆に、地質図では断層が描かれていない場所で、断層地形のように見える箇所です。
断層(黒線)のすぐ西に、地形的に違和感のある場所はありませんか?
赤丸で囲みました。
尾根の傾斜が緩くなり、かつ幅が広くなる箇所があり、それがまっすぐ連なっています。
それぞれ赤丸で囲みました。
上の2つは分かりやすいかと思います。
1番下は尾根が凹んでいるように見える箇所です。
断層は必ずしも1条(断層の単位)とは限らず、隣接して2条並んでいる場合もありますし、ある程度の幅を持っている場合もあります。
何より「シームレス地質図」は日本列島を1枚の地図にした場合の地質図であり、細かい部分は大雑把に表現されています。
そのため、実際とは多少ズレた位置に断層を描いてしまっている可能性もありますので、本当は上図の箇所を通っているのかも知れません。
「スーパー地形」では、操作1つで地形図と地質図を切り替えることができますので、見比べてみて、色々な断層地形を探すのも楽しいかもしれませんね。
今週の予告
今週も体調は良かったのですが、外出する日が多く少々疲れました。
記事は1本は書け、もう1本は途中まで書いた状態です。
おそらく、下記スケジュールで投稿できると思います。
では、今週もよろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?