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第13話: 海外絵本で心に潤いを-溢れる癒しパワー

みなさんこんにちはお元気でしょうか。海外夢想家の湯る子です。

少し夏休みということで休んでいましたが、本日もゆるりとやっております。

今日は海外絵本の魅力ということで主に欧米の絵本を中心に世界の絵本の魅力をお伝えしたいと思います。

湯る子は大学生の頃に絵本研究ゼミというとても希少なゼミにてひたすらイギリスとアメリカの絵本の歴史や作家さんの作品をみておりました。特に絵本にはいくつか賞があり、その賞を受賞した作品を見ていくだけでもその時代を象徴していたりすることがあります。絵本の魅力を知っていただけると幸いです!

今日はそんな実は奥深い絵本について見ていきましょう。

まず、海外で有名な絵本の賞といえば、アメリカのコールデコット賞とイギリスのケイト・グリーナウェイ賞という2つがあります。19世紀頃に設立された賞で児童書界隈では権威のある賞です。

例えば、2021年に受賞した作品を見ていきましょう。

コルデコット賞2021年受賞作品

"We Are Water Protectors"
Michaela Goade 絵、Carole Lindstrom 文

ケイト・グリーナウェイ賞2021年受賞作品

Small in the City(邦訳『このまちのどこかに』)
Sydney Smith(シドニー・スミス)

いかがですか?時代を表しているでしょうか。

とこういった形で各組織が本を選んでいるのですが、こういった形で毎年選ばれていく名絵本の作者の作品を年代別に読んでいくというようなことをゼミではしていました。

さて、ここからはその中でも私が特に気に入った有名どころ絵本をいくつかご紹介したいと思います。ぜひイラストやストーリーラインを楽しんでいただきたいです。

1.  The Cat in the hat by Dr. Seuss

小さい頃に雨の日で外に遊びに行けなかったときのあのときの感じを楽しく面白く描いてくれている一冊です。韻もあって楽しいです。たぶんアメリカ人みんなDr Seuss知ってるのでは説。

2. Three robbers - by Tomi Ungerer 

どろぼう3人組がこどもたちを救う心温まるお話です。

3. Madeline 

フランスのパリを舞台にしたかわいらしい絵本です。

マドレーヌと犬は1954年にコルデコット賞受賞しています。

4. My no no no Day by  Rebecca Patterson

誰でも思うように行かない日があるのを思い出させてくれます。かわいい絵本です。

5. Crown by Quentin Blake 

絵がとってもかわいい。イギリスの作家さんの作品。

6. Tuesday- by David Wiesner

次のビデオはポールマッカートニーがダイレクションして作られたようです。なんかすごい。

かえるがたくさん出る想像力を掻き立てられるお話です。1992年のコルデコット賞受賞作品です。テキストはほとんどなく、時の経過だけが描かれている不思議な絵本です。

7. Alexandr and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day!

嫌なことがあった男の子のエモーショナルな絵本。

いかがでしたでしょうか。

他にも素晴らしい絵本がたっくさんあるのですが、今日はそのなかのごく一部を見てきました。絵本は感情を大事に扱っていたり、カラフルなイラストに癒されたり、他の国の文化をイラストやテキストから知れたり、どこの国の人も似たような気持ちを持って生きているのだなあと思わせてくれたり、案外奥深いなあとおもったりします。

そういえば、東急電鉄のフリー雑誌でもSalusで今月9月号ははストレスをテーマに扱っていて、そこで絵本は大人にもストレスを軽減してくれると書いてあったように思います。

ぜひこの機会に海外絵本に癒されるのはいかがでしょうか。


ちなみに、関東にお住まいの方は上野にある国際子ども図書館にて世界の絵本を無料で読むことができます。絵本数も多く、建物の建築もとっても綺麗で湯る子の一押しです。


それでは今日も素敵な1日になりますように。

湯る子

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