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少しずつ. . .少しずつ. . .

ぼくは、ずいぶんまえから、自分が生きているうちになにをどこまでやりたいのかは、ガッチリ決めて生きている。

しかし、あゆみは遅々として進まない。でも、「少しずつ、少しずづ」と自分に言い聞かせいる。砂を一粒ずつつみあげているような感じだ。

焦って一気にカタをつけようとしてはいけないし、あきらめて投げ出してもいけない。少しずつ、少しずつだ。途中で時間切れになりそうな気がするので、ある程度、道をつけることができたら、若くてカシコイ人にバトンをわたしたい。

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ここまでの人生を振り返ると、ずいぶん回り道してきたな~と思う。

でも、かりにぼくが回り道をしないで最短距離を走っていたらどうなっていただろう?たぶん、もっといびつな人間になって、もっとつまらないことを考えるだけで終わっていたはずだ。今の地点までたどりつけていない。だからこれでいい。

つくづく人生にムダはないと感じる。こういうふうにまわり道をしながら進む以外に、少なくともぼくに道はなかった。

ぼくのやるべきことが、例えばかりに橋を架けることだとする。そうすると、今、何をやっている段階かというと、まだ原料になる鉄鉱石の採掘をやっている感じである。

「いい年してサグラダファミリアかよ」と思ってしまうとむなしいので、それは考えない。今日やれることを今日やる。明日やれることを明日やる。それ以外、どうしようもないではないか。命がつづくかぎり、やり続ける。

もしこれを読んでいる人で、似たような境遇の人がいるなら、おたがい、あせらず、あきらめずやっていきましょう。

なんだかあいまいな内容になってしまったけど、いつか具体的に語れるような日が来ればいいな~と。

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ところで、山ってつくづく美しいですね。フリー画像をさがしていて思ったな~。山を登りたくなる人の気持ちがほんの少しわかった気がします。

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