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キャッチコピーのつくり方

ゆる勉オンラインでキャッチコピーのつくり方について講義させていただきました。キャッチコピーって誰でもつくれそうに思われるかもしれませんが、実は奥が深いんですよ。

キャッチコピーは二種類に分けられる

世の中にはテレビ、ラジオ、SNS、雑誌、新聞、チラシ、電柱にまでキャッチコピーが溢れていますが、それらの目的は大きく2つに分けられます。

1つ目は、ブランドイメージやメッセージを伝えるキャッチコピーです。例えば、「お値段以上、ニトリ」や「愛が動き出したら、ゼクシィ」「たたくより、たたえ合おう(ACジャパン)」などは、ブランドの価値やイメージを高めたり、伝えたいことがしっかり届くようにキャッチコピーがつくられます。

2つ目は、セールスやプレゼンテーションのためのキャッチコピーです。企業が広告する1つ目のキャッチコピーもビジネス目的ではありますが、2つ目はさらに売上に近い場所で使われるキャッチコピーです。

1つ目をイメージキャッチコピー、2つ目をセールスキャッチコピーとでも言いましょうか・・・

「日常のお困り事はお任せください(便利屋)」「水道水を注ぐだけで美味しい水が楽しめる(ウォーターサーバー)」「在宅で月5万円のプチ収入(WEBデザイナー養成講座)」などですが、イメージキャッチコピーとの違い、なんとなく分かりますか?

商品名の効果

商品名や書籍のタイトルもキャッチコピーのひとつですが、内容が同じなのに商品名を変えただけでバカ売れした商品は世の中にたくさんあります。

伊藤園が満を持して売り出した「缶入り煎茶」は10年間まったく売れませんでしたが、名前を変えたところ初年度から売上6倍で今でもヒットしています。あなたならどんなネーミングにしますか?

「缶入り煎茶」は「おーい、お茶」という名前に変わりました。

缶コーヒーといえばBOSS(ボス)を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?では、WEST(ウエスト)と聞いて缶コーヒーを思い浮かべる方はどのくらいいらっしゃるでしょう?

どちらも同じ缶コーヒーですが、BOSSとWESTの違いは名前だけです。サントリーがWESTという名前で缶コーヒーを売り出したものの鳴かず飛ばず・・・、しかし名前をBOSSに変えたら大ヒット!今ではテレビCMでもおなじみの缶コーヒーになりました。

セールスキャッチコピーの役割

セールスキャッチコピーには2つの役割があると思ってます。1つ目はもちろん注意を惹き、興味関心を掻き立て、それほしい!読みたい!と思ってもらうことです。このタイプのキャッチコピーで売上が何倍も変わることはよくあります。

2つ目は、ターゲティングです。「すべての人に届けようとする言葉は誰にも届かない」ということはライター業界では常識です。すべての人に届けたいという想いはよく分かりますが、すべての人に届けようとするとメッセージが抽象的になってしまいます。

人は自分事以外の情報には一切耳を貸しません。

ゆる勉オンラインの講座でも、「ラブレターが届かない3つの理由」として、「RAS」「情報爆発」「3つのNOT」をご紹介しました。例えば、人ごみの中で「おーい」という声が聞こえてもきっと無視すると思いますが、本名をフルネームで叫ばれたら誰だって振り返りますよね?メッセージが自分事だからです。

キャッチコピーは「誰に届けたいのか」「何を届けたいのか」「どうすればその人に届くのか」をとことん考え続けないとつくれないものなんですね。

ゆる勉オンラインでは興味深い講座がたくさん

というわけで、今回は私が「キャッチコピーのつくり方」について講義させていただきましたが、ゆる勉オンラインでは他にも続々と各業界の先生方を招いて講座を開催しています。

弁護士先生を招いて「契約書」について講義していただいたり、凄腕マーケターに「ビジネスの自動化」ついて講義していただいたり、年商数億円規模の企業をサポートするコンサルタントに「ソーシャルビジネスの収益化」について講義していただいたり・・・目白押しですよ!

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