レイシズム映画『ブラインドスポッティング』レビュー(ネタバレ)
日本生まれ日本育ちの日本人である私が、レイシズムをテーマにした映画を観て痛感する事は、どれだけ歴史を学んだ所で当事者にしか知り得ない苦悩があるという事。
先日、アメリカで行われたアカデミー賞で騒動となった疑惑のアジア人差別。
見ていて気分の良いものではなかったけど、悲しみや怒り、悔しさが込み上げてくる事もなかった。
真相は分からないし、言われなければ疑問を持つ事すらなかったかもしれない。
世界が抱えるこの社会問題に良くも悪くも無自覚なのは、自分がアジア人である事によって受ける利害を肌で感じた事がないからなんだろうと思う。
この作品は遠い昔の出来事ではなく、今も現実に起こっている事が描かれていて、恐怖や葛藤をとてもリアルに感じた。
幼稚で危険な悪ノリにはまったくやれやれ感が否めないけど笑
黒人のブロと白人のニガー、偏見による差別に晒されながらも、人種の壁なんてものともしない2人の友情は最高だぜメーン🤝✨