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「距離感」こそがわたしたちを癒やす

精神科医の名越康文先生のYouTubeで見た、「距離感こそが人を癒やす」回が忘れられなくて、たまに思い出す。

退役兵が暮らす島。
電気が付いているかどうか見えるかどうかくらいの距離に隣の家があって、夜にその明かりを見るだけで傷ついた心が癒されるっていう話。

小学生の時、私はいじめられていた。
いじめられた日の帰り道、隣の家から夕飯の匂いがするとちょっと元気が出たことを思い出す。

作っている人の顔は見えなくていい。むしろ見えないほうがいい。
明かりとか、においとか、生活音とか、「あぁ、今日も一日みんな生きてるんだな」ってホッとする。

私は退役兵でもないし、大きな挫折や大変な困難もない人生だけど、こんなに腑に落ちて忘れられない話はない。
この話が真理だと思う人ってどれくらいいるんだろう?
心から共感できる人ってどれくらい?

私はあまりにも共感しすぎて、この話を友人や恋人に「わからない」と言われることすら怖く、ここに書き留めるのみになっている。

私のnoteを読んでくださる方は「わかる」のではないかしら、、、

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