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テレワークでは仕事は「はかどらない」…のか?

テレワークの課題として「仕事がはかどらない」ことが言われる。


なぜそう言われるのか?


自宅や自室でテレワークする場合、そこはオフタイム空間でもある。


ゲームやテレビ、間食用のお菓子など身の回りに誘惑が多い。


ましてや、朝に業務開始の報告をすれば「二度寝」もできてしまう。


完全成果主義やジョブ型勤務であれば結果が全てであるので、どういう生活をしよとも、とやかくは言われない。


しかし、日本の企業意識はまだそこまでの寛容性は持っていない。


そもそも「成果主義」対応の勤務評価を採用している企業は少ないだろう。


では、出社しているからと言って「仕事ははかどる」のか?


たしかに社内では誘惑は減るだろう。


しかし、「今日はバタバタして一日が終わった」と言う日はないだろうか。


それは「仕事がはかどった」とは言えないだろう。


出社しての業務では誘惑は少ないが「自分の業務に対しての妨害」が発生する。


電話対応、急な来客、上司や部下の思いつきによる打ち合わせ…などなど。


そのような雑音の中で遅々として思った通りに業務ができないことと、テレワークで気分が乗らないのではどちらが良いのだろうか?


外部からの干渉は自分ではどうしようもない。


自分の気が乗らないのは、気持ちを切り替えればなんとかなる。


つまりは、「テレワークでは仕事がはかどらない」とは「出社していれば仕事がはかどっている体裁が取れる」ことではないか。


加えてテレワーク反対派の精神論にも等しい「出社は美徳」の偏った考え方だろう。


テレワークだろうが出社だろうが、本人が「やる気」にならなければ同じである。


ましてや「はかどる」は、自分の意識のモノなので周りが干渉することは、お門違いだと思う。

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