スプラトゥーンとランチェスターの法則
みなさんはランチェスターの法則というものをご存知だろうか?
簡単に言えば、戦争において戦闘員の減少度合いを数値化したものである。
そう、スプラトゥーンはいわば戦争
では、このモデルもスプラに活かせるのではないだろうか。
とまぁ、かなり前から謳われているものを改めて言うだけで、実はこれになんの新鮮味もない。興味がある人だけ見てくれればそれでいい。
特にまだXに到達していない人にはためになるだろう。
本記事ではランチェスターの法則からスプラトゥーンの戦い方を改めてみることにする。
説明が長々となるので、結論から言おう
「人数有利・不利を甘く見るな」
例をあげよう。
例えば4対4の通常のスプラの試合があるとする。
それぞれが別の場所で1対1を繰り広げる。武器も同じ。ウデマエも全く同じだと仮定する
すると結果はどうなるか。
想像の通り全員相打ちとなって誰も戦場からいなくなるだろう。
これがランチェスター第1の法則である。
多ければ勝つ、同じなら引き分け、少なければ負ける。4−4=0。単純明快だ。
だが、スプラをやっている皆様ならお気づきだろう。
そんな単純な試合あるわけ無いと
どこからかカバーがやってくる。
または、いつしか味方が死んでいて、常に3対4。
逆に、強い味方を引いた時は敵が少なく感じる。
そんな経験はたくさんあるだろう。
そんな例を出そう。
状況はこちらが3人、敵が4人。
武器も同じウデマエも全く同じ
しかし、今度は1対1をしているわけではなく全員が同じ場所で睨み合っている状況だ。銃弾はいろいろな相手に飛び交うだろう。
不利であることはおわかりだろうが。ここで打ち合うとこちらは相手を何人倒せるだろうか?
先程と同様に考えるならこっちが全滅して相手が残り1人?
そんな馬鹿なわけない
シミュレーションゲームで同じ状況を作り出した結果はこうだ
こちらが3人全滅する頃に倒せた相手は
たったの1人
残っているのは深追いの敵が1人
少し傷ついた敵が1人
ピンピンしてる敵が1人
惨敗である。
スプラでは回復が早いため、99ダメージを受けていたとしても敵が全滅していればそれはもう0ダメージで生きているのと同じである。
スプラトゥーンなどFPS・TPSのゲームでは1対1で戦う場面は少ない。
大体は、このように誰かしらのカバーなどで入り乱れながら戦闘している。
この場合3対4が4−3=1などという簡単な計算式にはならないのである。
これがランチェスター第2の法則
画像の通り、この場合の戦闘力の差は決して3対4ではない。
1人死んだからと言って、一人の負担が1.33倍になるのではない。
実際は 3の2乗 対 4の2乗 である。
つまり、9対16の戦闘力差がある。
1人あたり1.78倍
1人死んだらあなた達は全員が1.78人分のキル力を出さなければ同等にならないのである。
2対3の場合でも同様である。
こちらが全滅するころには相手を1人は倒せても残りの二人はピンピンしているのが現実である
4対9の戦闘力差だ。2対3では1人あたり1.5倍ではない
1人あたり2.25倍頑張らなければならない。
はっきり言って無謀である。
これで理解できただろうか。
「人数有利・不利を甘く見るな」という意味が
1人死んだ分の1.78倍や2.5倍を仮にあなただけは補えたとしても、他の2人はどうだろうか。
1人倒した時に、1.78倍や2.5倍の有利さを活かさず、ダラダラしていないだろうか
実際にはウデマエに差があったり、武器差があったり、ポジションの差、塗りの差、スペシャルの差、編成の差などが加味されるため、こんな単純なことにはならない。
状況によっては一気に戦況をひっくり返すこともあるだろう。
つまりこの法則ががあるから人数不利はもれなく引け、人数有利はどんな時も攻めろなどという単純なことを私は言いたいわけではない
このことを考えて行動するのと、しないのとでは全くゲームの考え方が変わる
ということだ
もしあなたが人数有利・不利について軽視していたのであれば、是非自分のプレーを考えて直してみるのもいいだろう
以上である。長々と失礼した。
最後にスプラプレイヤーの諸君
イカランプ見ろよ
画像は
からお借りしました。ありがとうございました。
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