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仕事が辛すぎる人、及び休職中の人に読んでほしい記事

どうも皆様こんにちは!
30歳IT系社畜 プロレスラー消しゴムです。
プロケシとお呼びいただければと思います。

今お仕事関係で辛い状況にあり、限界ギリギリの方。
今現在休職中で、人生に対して悲観的になっている方。

ぜひ、以下のくだらない文章をお読みください。

私はシステムインテグレーター(Sier)という業種の魔窟でこれまでの全てのキャリアを通して業務を行ってきた人間でして、この魔窟はそれはそれは休職する人の多いこと多いこと(特にエンジニア、営業)

基本的には我々Sierの人間は顧客企業のご要望に対してシステムを構築して納品差し上げたり、物品を納入したり、ITサービスを提供したりと、顧客の都合に合わせて基本的な全スケジュールが進行します
(もちろん物品の配送が生産元の都合で遅延するケース等もあるので、そこは顧客に説明の上ご納得いただきますが)。

ありがたいことに昨今の日本では(というか世界全体)IT需要が高まっているため、弊社にご依頼いただける案件数も増加の一途を辿っています。
本当にありがたいです。

しかしながらSierで請け負う業務は基本的にマンパワー、ヒューマンリソースを稼働することでしか解決できないケースが多いのです。

なので案件の増加分については人材を増加させることで案件の増加分を吸収できればいいのですが人材はそう簡単に確保できません。

そして案件数に対してヒューマンリソースが足りていない状態が連続すると、個人に対しての負荷が増加し続け、疲弊していきます。

疲弊した結果待っているのは限界であり、離脱です。

離脱には様々なパターンがあります。
メジャーなのは以下でしょうか。

  • 異動

  • 休職

  • 卒業(退職)

上記の三つについて、独断と偏見に基づき以下でお話しをしたいと思います。
(あくまで私の業界、経験した会社の中の身の回りの一部を観察した結果の記述なので客観性については保証できませんが大目に見てください〜!)

異動


「この案件数の多さ、顧客の性質、私にはこれ以上耐えられません」
「プロジェクトリーダーが死ぬほど詰めてくるので精神的に辛く、耐えられません」
「この部署で学べることは大体学んで吸収できたので、もっと別領域の部署に異動したいです」

等の理由で今いる部署とは別の部署への異動を希望して、達成できた場合に発生するイベントです。
また、少数ではありますが会社として新しい部署を立ち上げる際のオープニングメンバーとしてアサインされるケースもあります。

休職


「もう無理ぽ」

多くの場合、上記の理由でこのイベントが発生します。

本人が様々な理由(案件数の多さ、上司からの詰め、PLからの詰め、諸先輩方からのありがたい詰め 等)で疲弊して
持っている業務、案件を全て放棄しなくては人としての形を保てなくなった場合、休職となります。
(一部の人は限界に達するまでに戦略的に休職をもぎ取り、転職活動に勤しむ動きをすることもある)

休職後に復帰する際は会社によってそのまま元いた部署に戻るケースや異動となるケース等、様々な分岐があります。

そして限界を迎えて休職をした人間のメンタルはかなり弱った状態になるので、復帰しても本調子になるまで長い時間がかかるケースが少なくありません。
人によっては人格が変わったようになってしまい、以前楽しめていたはずのことに興味を示さなくなってしまうようなケースもあります。

卒業(退職)


卒業は給与や自己成長、結婚や家族との時間との兼ね合いで発生することが多いイベントです。

しかし、休職の結果完全に調子を崩してしまい、職場に復帰することができずに卒業となるケースも私は数多く見てきました。
本人の気持ちを考えると辛くなる瞬間もありました。

結局、限界を迎えて休職すると良くて異動、悪くて休職を繰り返したり止むを得ず卒業というケースが多いのがSierの現実です。

なぜなら、Sierでは職場復帰後も案件数が多く長時間労働気味な毎日が続き、プロジェクトスケジュールに対する個人の継続的なコミットが必要となるためです。
(この問題はSierだけではないと思いますが、ロジカルに全てを対処する必要があるため逃げ道がなくなりやすいという点で特にSier、コンサル業界では顕著になりやすいポイントなのかなと思っています。)

自分を限界に追いやった過去のトラウマをもう一度正面から食らうわけです。精神的に本調子では無い人間がそれに対して上手に対処できるでしょうか。

なので提案


限界を迎える前に、戦略的に休職しちゃいましょう。

私は、休職した後の問題の原因の大部分は
「限界を超えてしまった」ことによる皺寄せ
が起因していると考えます。

限界を超えた人間の精神は、ちょっとやそっとじゃ元のような健全な状態には戻りません。

そして元に戻らない状態で過ごしている期間は正常な判断能力を失った状態になっているケースが多いです。

この状態で復職、転職をしたとて、待っているのはイバラの道です。

「休職してしまった、、、俺のキャリア終わった、、、」

と、悲観することは全く無いのにも関わらず悲観してしまいネガティブな考えが頭の中を埋め尽くし、毎日が色を失ったような気分になってしまいます。

(もちろんそこから再起する人もいますが、そっと社会からフェードアウトしていく人だっているわけですし私はそのようなケースを見てきました)

なので、限界を迎えるちょっと手前で一回休職することでその後の自分の動き方を正常な判断能力のもとで構築できると思うのです。

もちろん休職をしたという事実は変わらないかもしれません。
ですがその休職したという事実は何かあなたにとって不都合でしょうか?

もしあなたが正常な精神状態で休職したというこの状況を見ることができ他ならば

「今後の自分の人生をポジティブに構築するための絶好の機会」

として捉えることができます。

この記事をお読みの、すでに休職中の方。

あなたは全く悲観するべき状況にいないです。

人はいつからだってなんでも始められるし、どこに行っても良いのです。
あなたがしがみつきたい、しがみつきたかったその環境、業界。

その全てはあなたを幸せにはしてくれません。

あなたの幸せは、もっと別の形で、遥かに良い形で、どこかに存在しています。いつかそこに到達できるというのなら、今から上向いてちょっとずつ前進しちゃいませんか?

本当にやりたいことってなんだっけ?

本当に好きなものってなんだっけ?

子供の頃、夢中だったものってなんだっけ?

こんなことを考える良い機会かなと私は思います。

お金は、その後。
あなたが大切にしているものを守ることができる程度のお金があれば、むやみやたらにお金に執着する必要はないのではないでしょうか。

休職してエリート街道から外れた、と思っている方。

もう必要以上に競う必要も、誰かの顔色を伺う必要もありません。
解放されたのです。
嫌味な上司、同期と過ごす時間の代わりに自由を得ました。

悲観する必要、ありますか?

希望しかないのではないでしょうか。

本当に自分が望むものについて考える。
そんな時間をたっぷり割ける期間。

休職って何かいけないことでしょうか?

あなたはいつからでも、何者にだってなることができます。


もしこの記事が少しでも誰かの心を軽くできているのなら、私は嬉しく思います。






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