
リモートでつながり、社会を変える
私は2018年からソーシャルベンチャー・パートナーズ東京(以下、SVP東京)のパートナーとして活動しています。

ちょうど先日ですが、様々なことがタイミングよく重なって、ABEMAニュースにほんの一瞬だけ出ちゃいました。2週間で1.8万回も視聴されたようです。SVP東京パートナーの広報担当者からお話を聞いたときはどこに出るのかよく分かってなかったのでビックリです😅。
それはさておき、今私は、SVP東京が今年度採択した団体の1つであるNPO法人リカバリーの協働チームに所属しています。本noteでは、団体との協働が始まってまだ数ヶ月しか経っていませんが、「リモートワーク」をテーマにSVP東京の魅力をお伝えします。
NPO法人リカバリーとは
NPO法人リカバリーは、薬物依存や精神的困難を抱える女性を支援する団体です。2002年の設立以来、困難を抱える女性が安全に生活し、自立を目指すための包括的な支援を提供しています。
活動の柱は「くらす」「はたらく」「しらせる」「つどう」の4事業。住まいや相談支援を提供する「リカバリーハウス」や「相談室それいゆ」では、日常生活のサポートを行い、就労支援ではカフェ運営や農作業を通じて社会復帰を支援します。
また、啓発活動を通じて依存症に対する偏見の解消に取り組み、地域や他団体とのつながりを築いています。さらに、「女子依存症回復支援プログラム」を通じて刑務所内支援から社会復帰まで一貫した支援を実現。
すべての人が安心して暮らせる社会を目指し、政策提言や地域連携にも注力しています。リカバリーは、希望を取り戻す場を提供し、未来を切り開く力を支える存在です。
リモートでどこからでも参加できる、柔軟な協働スタイル
団体との協働活動は、基本的にすべてオンラインで行われています。定例ミーティングはZoomで実施しており、SVP東京側メンバーには、現在コンサル会社を休職してハーバード大学に留学中のメンバーや、大阪在住で子育て中のママさんメンバーもいます。メンバーの大半は東京近郊に住んでいますが、団体の拠点が北海道にあるため、団体側メンバーとも気軽に会うことはできません。ちなみに、現在、SVP東京側は7名、団体側は3名のチーム体制で活動を行っています。
私がSVP東京に入って最初に協働した時は、すべて対面で実施していたので、隔世の感があります。
リモートでの活動は、場所を問わず柔軟に参加できるというのが大きなメリットです。仕事や家庭と両立しやすいだけでなく、全国、さらには海外の視点を取り入れることで、多様性のある議論やアイデアが生まれることが期待できます。
ミーティングの時間は基本的に夜(日本時間)なので、食事をしながら参加するメンバーもいたり、Zoom画面に子供が乱入してくることもしばしば。
リカバリーに興味を持ち、チームに参加した理由
正直なところ私は、SVP東京の選考プロセスにおいて、最初はリカバリーの取り組みについて深く理解していませんでした。したがって、一次選考の段階では、「自分が関わるイメージが湧かない」と思っていたのが本音です。

しかし、二次選考で代表の方のプレゼンを聞いて、心が動かされました。また、これから取り組もうとしている事業にも興味が湧きました。そして、薬物中毒の問題に取り組む背景や、彼女たちが直面している現実を知り、「この課題に少しでも貢献したい」という思いが芽生えたのです。知らないからこそ、学びたい。その好奇心が、チームに参加する決め手になりました。
女性たちの話―知らなかった世界に触れる
リカバリーとの協働の中で、私は支援対象となる女性たちのお話を直接聞く機会がありました。オンライン越しでしたが、その内容は私の価値観を大きく揺さぶるものでした。
彼女たちは、高校生くらいの頃から覚せい剤に触れていたと言います。そして、それに対して特に罪悪感を抱いていなかった理由は、周りの大人たちが普通に使っていたからだそうです。
子供の頃に見たドラマ等の影響だと思いますが、「覚せい剤=凶悪な犯罪」というイメージしか持っていなかった私は、彼女たちの話を聞いて驚きました。環境が違えば、物事の捉え方もこれほど変わるのか――その事実を知り、自分の中の固定観念が壊れる感覚を味わいました。
複数の問題を複雑に抱えている女性の場合、出所後に社会に復帰するのが難しく、再犯を繰り返してしまうという問題があり、その循環を止める必要があります。
対面で感じたつながりの力と、これからの挑戦
私がリカバリーの協働チームに加わったのは8月末頃からです。そこからリモートで活動を続けてきた私たちですが、先日、全員ではありませんが、東京に集まる機会がありました。リカバリーのメンバー、そして海外から帰国したチームメンバーと初めて直接顔を合わせ、夕食を共にしました。

オンラインでは何度も話していたはずなのに、実際に会うと不思議な感覚がします。しかし、食事をしながら会話が進むにつれ、私たちの心理的な距離がどんどん縮まっていくのを感じました。「楽しかった」と心から思える瞬間でした。
来年、私たちはリカバリーのメンバーと協力して、大きなイベントを企画しています。すべての準備をリモートで進めていますが、イベント当日にまたチームで顔を合わせられると思うと、終了後の打ち上げが今から楽しみで仕方がありません。
あなたもSVP東京で新しい一歩を踏み出しませんか?
リモートで柔軟に活動できる環境、社会課題の現場に触れる機会、そして、仲間とともに作り上げる達成感――SVP東京には、仕事や日常では得られない学びとつながりがあります。
詳しくは「SVP東京20周年記念ブック」をダウンロードしてご覧ください。

SVP東京の雰囲気を知りたい方は、2024年度のキックオフ合宿の様子も合わせてご覧ください。
現在、2025年度の新規パートナーを募集中です。ぜひ、説明会に参加してSVP東京の魅力を体感してみませんか?
<入会説明会スケジュール(オンライン)>
第1回:12/8(日)10:00~11:30(締切:12/6)
第2回:12/23(月)20:00~21:30(締切:12/21)
第3回:1/8(水)20:00~21:30(締切:1/6)
第4回:1/18(土)20:00~21:30(締切:1/16)
第5回:未確定
詳細は以下のリンク先をご確認ください。
共に社会課題に取り組む仲間になれることを楽しみにしています。
Web:https://svptokyo.org/
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