カラオケ採点番組について思うこと。
声楽講師の永井友梨佳です♪
最近は、カラオケ採点番組がとっても多いですよね。それに関して、少し思う所があります。
音程を正確に歌ったり、声量を豊かにしたり、高音を出したり、ビブラートをきれいに響かせたり。
こういったテクニックは歌にとってとても大切です。
だけど、歌うことの「目的」は、こういったテクニックを充実させることじゃないと思うんです。
私は、歌というのは感情や気持ちを伝えるものだと思うんですよね。
テクニックは、あくまで感情を伝えるための「手段」で、「目的」じゃないんです。
カラオケ採点番組を否定するわけではありません!
テクニックを極めることは本当にすごいことだし、カラオケで高得点をとりながらも、その中で豊かな感情表現をされている方もたくさんおられます。
これって、めちゃくちゃ難しくてすごいことです。
でも、世の中にカラオケの点数至上主義が広まってしまうのが、ちょっと残念だな、と感じていて。
特に、歌うことが好きだけど苦手意識のある方は、歌うのが怖くなってしまうんじゃないかと思うんです。
カラオケの点数は、歌におけるあくまでひとつの要素にすぎません。
音程が多少はずれても、高音が出なくても、心の底から生まれるの歌というのは、人を感動させると思います。
歌が上手くなるためには、こうやってまずは思いっきり自己表現をして、声を出すことがとても大切。
必要なテクニックは、その後で少しずつ身に着けていけば良いんです◎
なので、カラオケの点数は気にせずに、まずは歌うことを思いっきり楽しんでほしいなと思います。
カラオケの点数には反映されない大切なことも、歌にはたくさんありますよ(*^^*)