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イギリスで大人気な理由は?柚木麻子さんの『BUTTER』を読んでみた🥞

noteで何度か触れてきた通り、イギリスで今年大きな注目を集めたのが、日本人作家・柚木麻子さんの小説『BUTTER』でした。イギリス人の友人に「面白かったよ~。ユリの感想も聞いてみたい!」と言われたこともあり、手に取ってみました。ちなみに読んだのは日本語版です。

たしかにすごく面白い小説だったので、なぜイギリスでここまで人気になったのか?という分析も含めて感想をまとめます。細かい筋は書きませんが、内容にある程度ふれるので、その点がOKな方のみお読みください☺️


『BUTTER』が2017年の直木賞を逃した理由は?

柚木麻子さんは今年の『あいにくあんたのためじゃない』も含め、6回も直木賞にノミネートされている実力派作家。しかし、選評では常に厳しいジャッジが下されてきました。いったいなぜなのか、『BUTTER』を例にその理由を探ってみます。

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