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イギリスで日本文学が空前のブーム📚ちょっと意外な本が売れています

少し前にこのつぶやきを投稿しましたが、実はイギリスで売れているのは『BUTTER』だけではありません。日本文学自体が空前のブームを迎えています。どのくらいすごいかというと、イギリスの2024年の翻訳小説トップ40のうち43%が日本作品。つまり、売れている翻訳小説の半数近くが日本人作家のものなのです😲

実際、わたしはこの10年間近く、週イチ以上のペースで書店を徘徊し続けてきたわけですが(単なる趣味です・笑)今年は圧倒的に日本文学が平積みになっていました。2025年もこのブームが続くのかは不明ですが、ともかく今年は絶好調だったんですよね。

日本人の本好きとしていちばん興味深いのは、日本で売れている本=イギリスで売れている本ではまったくないという点。もちろん日本でもそこそこ話題になった本が多いし、村上春樹さんのようにどちらの国でも超人気の作者さんもゼロではないのですが、日本のベストセラー作品との一致率は高くありません。

今回は、イギリスで近年大きな話題になった日本小説をまとめます。興味をそそる作品があれば、この冬の読書プランに加えてみてはいかがでしょうか?


日本とはすごい時間差で売れている2作品

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