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ペルー料理と和食が融合した「ニッケイ料理」がロンドンやパリで大流行中!🇵🇪🇯🇵
南米の国ペルーで最も有名なものといえば、古代インカの都市マチュピチュでしょう。あの絶景を一生に一度は見てみたいという方も多いのでは?
また、昨年亡くなったアルベルト・フジモリ元大統領をご記憶の方も多いでしょう。フジモリ氏は、両親が熊本県出身の日系2世でした。彼のように、ペルーには多数の日系人が暮らしています。数十年前の調査ではその数は8万人とされていましたが、現在ではおそらく10万人を超えているはずです。
ペルーの人口は約3,400万人なので、その中で見ると日系人はかなり少数派ですが、この記事で一例をお伝えするように、その文化的な貢献は大きなものです。ペルー在住のアメリカ人の友人からの話も交えてお伝えします☺️
なぜペルーには日系人が多い?歴史を簡単におさらい
簡単に歴史を振り返ってみましょう。詳しい方は読み飛ばしてくださいね。
日本とペルーの間には1873年に日秘修交通商航海仮条約が結ばれており、実はペルーは南米で日本と国交を樹立した最初の国でした。ペルーの大農園主が労働力を求めていたことを受け、日本の森岡商会が仲介をし、1899年にペルーへの日本人の集団移民が始まりました。
劣悪な労働環境、言葉の壁、風土病などにより、日本人の移住後の生活は極めて厳しいものでした。病人や死者が続出し、耐えかねてペルーを離れる人も…。それでも、1923年に移民契約が廃止されるまで、17,764人もの日本人がペルーへ移住しています。
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