群馬旅行③イタリアやスイス、フランスからの学びで生まれた国民的着物「銘仙」。そして21世紀、銘仙はイギリスへ🛫
着物ファンならご存じの方も多いヴィンテージ着物「銘仙(めいせん)」。大正~昭和初期に北関東を中心に生産され、若い女性などに愛好されていた着物の種類です。その素材もデザインも奇抜と言えるほど新鮮で、多くの女性たちの心を捉えました。今でも銘仙のコレクターが世界中にいます。
では、なぜそのような「まったく新しいコンセプトと存在感をもつ」着物が誕生したのでしょうか?その理由は以前にご紹介した「生糸の世界的産地としての群馬」の歴史と密接に関わりがあります。
さらに、日本人がイタリアやスイスから積極的に学ばなければ銘仙は誕生しえなかったこと、一時は途絶えてしまった技法を現代によみがえらせた「21世紀銘仙」がイギリスへと渡り、現地の博物館に永久保存されたこともお伝えします。
お着物好きの方もヨーロッパ好きの方も、銘仙のめくるめく物語をどうぞお楽しみください🤩🤩🤩なお、2020年11月~12月に群馬県庁で開催された伊勢崎銘仙の企画展「Emotional伊勢崎メイセン~湧き上がる感動」の様子とその時のお写真と共にお届けします♪
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