心に虚しさが立ち込めてきたら
職場と家の往復ばかり
仕事で心も身体も摩耗するばかり
そんな疲れ切った方に
こんな話はいかがでしょうか?
千日回峰というすごい行を二回も達成された大阿闍梨の酒井雄哉さん、という方がおられます。
そんなすごい方でも、仏門に入る前は、ふらふらと彷徨い歩いておられたそうです。
そしてご縁あって仏門(比叡山延暦寺)に入られるのですが、般若心経を21枚写経するようにと師匠から言われ、ズルをしてしまいます。
一枚だけ気持ち入れて書いて、あとはその自分の書いたのを見て、さささっと写しただけ。
師匠から「早いなぁ」と言われながら提出します。
そしたら21枚全部同じ文字が抜け落ちてる!
気持ち入れてない、って言うのがモロバレしました。
気持ちを入れ直し、書き直した時、
師匠からこんな紙を渡されたそうです。
これの意味がわかるまで、山に来るな、と申し渡されたそうです。
酒井さん、すぐにはわからなかったそうです。
答え合わせがないまま、師匠は代が変わってしまったそうです。
ヒントは聖徳太子の言葉、だそうです。
日の右に東があって
日出処=日本
と言う意味になります。
日、
東、 日本に
南、
西、 何しに
北、 来たか?
あなたはこの国、日本に何をしに生まれてきたのか?
何のために生まれてきたのか、を
常に考えるようにしていなさい、
と
酒井さんは 締めくくっています。
お仕事と家の往復だけで心も身体も擦り切れている方は
もっと大きな視野で自分の人生をみつめなさい。
仕事はお金のため、家庭のため、と言うことがありますね。
家族の幸せのため、でもいいのです。
そう言うことを思うと、
疲れた心身の回復が早いですね。
それ以外にも
生きがいとか
生き様とか
宿命とか
そういうことも視野に入れてみましょう。