辛口~幸福には意外に〇〇〇が必要
あなたは幸福ですか?
突然聞かれて「微妙~」と答える方もおられるかもしれません。
それでは質問を変えてみます。
「何があれば幸せを感じますか?」
お金?
家?
権力(支持者)?
実はそういった「物」はしあわせに結びつくのではなく
「物」は「生きるために必要なもの」なのです。
程度の差はあれ、
お金や家など「全くない」のは
生きにくいです。
~ここのくだりはお釈迦様の説かれた「初期仏典」にも書いてあります。
マガダ国のビンビサーラ王との対話で、何が幸福かという対話がされたあたりです。
ここでもう一度質問を変えてみます。
「あなたはどんな時に幸福を感じますか?」
リア充を感じるのは?
SNS的には「あなたがリア充を感じるのは?」という質問になりますね。
答えの例として
・仕事から帰ってからビールを飲んだ時
・石頭の上司のことを同僚と話して
笑い話にして発散した時
・美味しそうないちごがもりもりに 盛り上がったパフェを注文して 食べる時
などありますね。
リア充に共通しているもの
これらの共通しているものがあります。
わかりますか?
ちょっと考えてみてください。
リア充がいきいきしてくるのは・・・・
ちょっと辛い
ちょっと疲労感があった所へ
「それを吹き飛ばすような」
・食べ物飲み物を摂取する、
・苦労を笑い飛ばす
ということです。
ちょっとした苦しみ(ストレス)
ちょっとした苦しみ、ストレスを吹き飛ばす美味しさや楽しみがあると、人は幸福を感じやすいのですね。
わかりやすい言葉でいえば、一日の疲れを癒す何々です。
そうすると「ストレスがあってそれを解消すると幸福を感じる」のであれば
ストレスが少ない時はリア充の幸福を感じにくいのではないでしょうか?
こうしてみると、
お金があると幸せとか
どんな綺麗なお洋服があると幸せとか
どんなおうちに住んでいるから幸せとか
一概には言えないことがわかります。
生きていると様々な苦しみがあります。
恋愛しているうちは、好き合っても、相手は本当に自分の事を好いてくれるのかどうか、わかりかねて苦しんだりします。
結婚するには、相手の家の人に気に入られないということだってありうることです
結婚したらそのうちに、自分と配偶者の「疲れた頃に出るぼろ」を見て
ゲンナリする、ということもあるかもしれません。
仕事をしている方は、お客様に頭を下げ続ける、断られ続ける、ということがあるかもしれません。
子育て中の方は、子供が、言うことを聞かなくて苦労するのかもしれません。
苦労して育てたのに、文句を言われて凹むのかもしれません。
そういうもろもろの苦労の日々の中で、ちょっとした楽しみやちょっとした苦労の分かち合いや話を聞いて貰うと救われます。
そうやって、なんとかかんとか人々は生きていけるのでしょう。
だから幸福は、苦しみ+それをねぎらうことで感じるのではないでしょうか。
幸福感は桜のように
長い冬が去って、春に桜が咲くのを見て、これほど心が安らぐものはありません。もし、桜が春ではなく、夏に咲くとしたら、こんなにも桜の開花を心待ちには、しないのではないでしょうか。
桜の花は幸福感のようだと感じます。