就活の思い出「違うものに寛容であれ」もし違和感を感じていても大丈夫。道はいくらでもあるから。
こんばんは。
今日は何を書こうかな~とぼーっとしてました。
昨日noteを書いていた時、忘れていた嫌なことを思い出したのですが
同時に「募集中の『お題』」で「就活体験記」なるものを発見したので、思い出しついでに、ここに書いて、このもやもやを昇華させようと思います。
私はアメリカの大学を卒業している。
そのため、卒業の時期がとっても中途半端でありました。
たしか、すべての授業を履修し終えたのが、4月の半ば、卒業式がたしか6月あたりだった。履歴書の卒業年月日は「何月にすればいいのだ?」てな状況でした。
社会情勢というか、少し背景に触れておくと、就職氷河期の真っ只中では無かったが、まだ、売り手市場では無かったと記憶している。
なので、就活のために「TOEICを受験したら?」と勧められた。
NO勉強で受験したが、900点だった。
(そりゃあ、それまでずっと英語で勉強してきたんだから、それ以下では逆に、どうした?となる🤫)
ただ、まだ私が就活していたころは、TOEICは知っている人が知っている、くらいな感じだった。
この後、企業で続々TOEICスコアが求められるようになっていった。
それはさておき、この時私は金融機関や、ファイナンスのフィールドに興味があったため、大手金融機関など、内資、外資問わず、応募していた。
一応、バックグラウンド的にマッチしているのもあり、コンサルティング業界も応募。
外資系企業の場合だと、卒業年月日が様々な人がいるのは大して珍しくなかったと記憶している。大学卒の人もいれば、院卒の人もいた。
日本の企業の就活の場合は、私は卒業年度が1年後の方々と同じ(つまり他の人はまだみんな大学在学中)というタイミングで受けていた。
日本社会での就活といえば、リクルートスーツがお決まり。
今でこそ、こんなこと言ったら怒られる時代だけど、まだまだ古い時代だったのだろう。「女性はスカート」が一般的な時代。
リクルートスーツが壊滅的にダサすぎて🤫、着たくなかったため、黒のストライプのパンツスーツを着ていた。
うん、かなり鼻につく存在だろうね。それだけでさ🤗。
あと、大学もカタカナだし。卒業年月日も他と違う数字だしね。
ある、日本の大手金融機関、銀行だったかと思うのだが(もしくはグループ全体としての面接だったのかも)
そこで、私の就職活動において一番嫌な状況に出くわした。
そこの面接官。今考えれば、多分30代~40代くらいの男性だったと思う。
まず、会場に行ったら、だいぶ待たされた。他の人は、グループでどんどん呼ばれていく。大概は、一次面接はグループ面接が多かったと思うのだが、なかなか呼ばれず、待合室で一人待つ。
やっと呼ばれた!と思ったのもつかの間、気づけば、一対一の面接だった。
そして、圧迫面接ならぬ、遠距離面接だった🚅。
広めの会議室で着席したが💺、面接官までの距離が8mくらい。
大げさでなく、本当に。
色々と話したが、最後にこう言われた。
今後の就活のために、アドバイスをするね。
話す時、足は動かさない方がいいと思うよ。
どんな有意義なアドバイスをくれるのかと思ったら、これだよ。
(この人は、この面接の間、私の足を見ていたのか。。)
と、ふと思ったが、これは違うメッセージが含まれているのだと理解した。
パンツスーツを着るな、ということだったのでは。。。
しかもストライプの。(目立とうとするな🤪)
足(feetの方)は、確かに動いていたとは思う。
話すときに手も動いていたと思う。
つい、日本で好まれる就活のテンションでなく、身振り手振りを交えた欧米スタイルの話し方になってしまっていたのだろう、と、推測する。
だってさ、遠くにいる人に自分の思いを伝えたいから👩🏫
プレゼンでは身振り手振り、効果的なジャスチャーが必要、って、私は習ったよ。
まあ、もちろんその会社とはご縁が無かったし。
今でもその会社のイメージは圧倒的に悪い。
実を言うと、その会社は三大メガバンクの一つだったのだけど
同じように臨んだライバル・メガバンクからは内定をいただいた。
同じ業界でライバル同士、新卒採用一つとっても、スタンスが違うのだな~とびっくりした。
そして、内定をいただいたそのメガバンクは、結局は就職しなかったのだが、今ではそこの顧客としてずっとお世話になっている。
面接官にとっては大したことない、というか、もはや覚えてもいないような些細なことだと思うけど、こっちはいつまでも覚えているし、その後の購買行動に影響を及ぼしている。
会社を背負うとは、こういうことなのだ。
大企業、安泰と思うことなかれ。
一社員と言えど、大きなものを背負っている。
そしてそして、こんだけ日本の「就活」というものを経験したのだが、結局私は別のコンサルティング会社に就職した。しかも「新卒採用」という枠組みでは無く「今すぐにでも入社してください」と言ってくださる会社に拾っていただいた。
嫌な思い出であることは事実なのだが、体験してみたのは良かったと思う。
やっぱりこの社会システムが嫌いだ、ということを再確認したし
この土俵では戦うべきではない、と気づけたからだ。
でも、日本の大手金融機関での総合職としての人生もあったんだな、と、たまに想像してみたりする。
最近ではあまり理不尽なことは無いのだとは思うけど、もし、あなたが就活をしていて、何か違和感を感じ出ていたら、その違和感は無視ない方がいいと思う。結局は、数年後、同じ違和感に苛まれることになる。
今の時代、正式な就職でなくても、何でもできる!自由な時代なんだし。会社に属さなくても、あなたが行動さえすれば、いくらでも道はある。
人と違うからといって、諦めないで!
(と、過去の自分に言っている👼)
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