「世代間の価値観や経験の違いを超えて」 今日のゆりりん2021.2.20
「世代間の価値観や経験の違いを超えて」
今日のゆりりん2021.2.20
(写真)シンビジウム 花咲く準備中
コロナはチャンス!
楽しく仕事していますか?
特定社会保険労務士
西垣裕里(ゆりりん)です。
今日は、
烏野猛氏 びわこ学院大学教授、烏野財団理事長、福祉リスクマネジメント研究所所長
「介護現場における、いまそこにあるリスクーBCPを含めた労務管理という視点を通じて」
2021年2月18日WEB開催
愛知県社会保険労務士会名古屋西支部主催
<視聴して考えたゆりりんコメント>
業務報告や業務記録の課題は、
介護業界だけではない。
どうしたら、
世代間の価値観や経験の違いを超えて
現場職員のみならず、
事務方にも共有できるか。
そもそもどうしたら報告したくなるのかと
考えていた時だったので、
そうか価値観の違いだったかと気付く。
それが労務管理以前の問題であるが、
ハラスメントにもつながる労務管理の話。
報告で気になるのが、
始業終業時刻の曖昧さ。
タダ残業に対する価値観の違いは、
世代間だけではないのに。
あと、
その職場でしか通用しない造語。
私も以前、聞き返したら相手がキレたことがある。
人手不足を嘆く前に職場環境を見直しませんか。
それと同時に、
せっかくITを導入していても
それが業務の効率改善と連動していなければ
無駄な時間が増えるばかりです。
人手不足でなげく事業所ほど、
労働時間管理ができていない、
それにもとづく未払いが慣習化している、
年次有給休暇が取得できていない、
取得できてはいても
休みたいときに休めなかったり
していませんか?
ハラスメントを見て見ぬふりを
していませんか?
私は、
労務管理は、
家屋で言うと
基礎部分であると考えます。
違うところは、
相手が感情のある人間であって、
コンクリートではないことです。
基礎部分ですから、
労務管理は、
危機対応力にもなります。
この未曾有のコロナウイルス感染症の
世界的なパンデミックで、
職場での感染やクラスター発生も多いです。
労災請求するときや、
やむを得ず事業縮小せざるを得ない場合の
雇用調整助成金申請の際に、
日頃の労務管理が
きちんとできていると
対応が早いです。
私は、
社会保険労務士だけでは
収まらないかもしれませんが、
「労務で職場と家庭のジェンダー平等を実現」
目指しています。
ジェンダー不平等を嘆くより、
ジェンダー平等となった職場・家庭・社会を
発信していきます。
仕事内容・責任度合い、労働時間長短による
賃金格差や雇用形態差別などはない職場。
それにより、
全体の生産性は向上し、
優秀な人材も確保できます。
特に頑張っている女性たちに
フォーカスすることによって
働きがいの満足度を上げます。
それは、なによりも
事業理念の実現のためです。
そして、
「自ら生きて、他を活かす」
女性たちひとたちをひとりでも増やしたいからです。
そして、
「職場のジェンダー平等の実現こそ働きがいの証」
です。
女性も男性も仕事も家事も。
性差ではなく個人差。
出来る人は女性でも評価をし、
出来ない人は男性でも評価しない。
当たり前のことを当たり前に。
職場は仕事をする場であって、
いるだけで評価される場ではありません。
いるだけで評価される場は、家庭です。
家庭の機能不全が起きている問題もありますが。
社会保険労務士も
AIが進むと仕事がなくなると言われていますが、
現在、書類作成業務に追われて
職場のジェンダー平等を実現することにまで
踏み込めていないのが実情です。
職場のジェンダー平等を実現は、
基本的なことができていてはじめてできることです。
ですから、
AIが進むことは私も賛成です。
喫緊の課題は、
労働力人口が減少するなかで、
如何に優秀な人材を確保するかです。
今まで通りの方法ではなく、
公正に人事評価をすることが
求められています。
残業はせず、
年次有給休暇は完全消化し、
なおかつ仕事の成果を挙げる。
こういう人が評価されるべきでは
ないでしょうか。
定時に退社できて、
パートタイマーでも
責任ある仕事を任せてもらえて、
(責任の押し付けではなく)
同一労働同一賃金で
ジェンダー平等であったら、
どんなに働きがいがあるでしょうか。
コロナをチャンスに、
働く意欲のある潜在ワーカーの活躍のために、
所定労働時間に仕事が終わる働き方の改革を
同一労働同一賃金、
人事評価制度、賃金規程とともに
見直しませんか?
ゆりりん社会保険労務士事務所
SDGs 目標5
「職場のジェンダー平等を実現」
特定社会保険労務士 西垣裕里
<気になったキーワードなど>
2040年今から20年後、介護業界は全体の4割を占める。
介護は、感情労働。働き手もやりがいを求め、好き嫌いで動く。
自分のためにならないと判断すると退職する若年者。中年者の価値観を押し付けず、スキルアップ・給与規定・評価基準の見直しを。
事業継続計画(BCP)=災害や感染症者発生でも事業をストップさせずに、細々とでも続けるための計画。ダメージを半分にし、復旧までの期間を短縮するイメージをつけるもの。ただし、実際に災害や事故が発生し、裁判になるといい訳にしかならないもの。事前防災の視点。作成はあくまでも手段。作成後の実行性が大事。
リスクコミュニケーション
正しい理論理屈が通じない場合にどう説明するか。
業務記録に残す優先順位、後から読んで分かるように、また引き続き者に分かるように。報連相の内容が世代間の価値観や経験の違いでずれる。必要な時に必要な情報を。分かっていることの暗黙の了解が異なる。分からない人に分かるように伝える。
地震は、夜勤帯に発生する。火災よりも土砂・水害防止対策を。
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