「職場のジェンダー平等を実現したい」 今日のゆりりん2020.12.16
「職場のジェンダー平等を実現したい」
今日のゆりりん2020.12.16
コロナはチャンス!
楽しく仕事していますか?
特定社会保険労務士
西垣裕里(ゆりりん)です。
今日は、
稲葉茂勝著・渡邉優監修
「SDGsのきほん 未来のための目標⑤
ジェンダー平等を実現しよう」ポプラ社 2020
<引用/気になったキーワードなど>
・SDGsについて自分の思いや考えを家族に話しています。
<読んで考えたゆりりんコメント>
私は、
社会保険労務士として、
職場のジェンダー平等を実現したい。
ジェンダー平等でないにも関わらず、
ジェンダー平等について語ることが
タブー視されているからこそ、
自分の思いや考えを話すことが大事。
確かに、日本より遅れている国はいくらでもある。
でも、日本も相当遅れている。
2019年もジェンダーギャップ指数は、
121位/153か国。
政治の意思決定の分野に女性がいないから。
意思決定といえば、女性管理職。
「女性管理職もいますよ、ひとりだけど。」
ひとりだけは、明らかに「お飾り」。
いや、100歩譲ってお飾りでもいい。
ポジションがひとを成長させるから。
でも、成長しないひともいて困る。
「女性にだけ厳しくないか。」
という意見もあるが、
次に続く女性たちのためにも
期待されていることを
もっと自覚してほしい。
かつ、
男性管理職の真似をせずと言ったら、
期待しすぎか。
仕事ができない男性管理職ならいくらでもいる。
アンガーマネジメントはできず、
部下に仕事を割り振ることもできない、
しかも、責任は部下に押し付ける。
そんな男性管理職の真似は
しないでほしい。
もっと企業が公平に人事評価できていたら、
そもそもそんな仕事ができない人を
管理職に登用しない。
勤務年数や労働時間の長さで評価される仕組みが
私にはさっぱり理解できない。
また、
憲法にも職業選択の自由があるにも関わらず、
男女の比率に偏りがある仕事が多々ある。
男性が多い職業に
女性が参入することも大事だが、
その逆の方も大事ではないか。
三大福祉分野が特に。
高齢者福祉。
障がい者福祉。
児童福祉。
そもそも女性が無償で無資格で
行ってきたケアワーク。
その故に、公定価格も上がらない。
自己負担割合や保険料負担との
連動がなくなればいい。
「男性もいるよ、ひとりだけど。」
もっと男性がケアワークを
選ぶようになれば変わるかもしれない。
利用者を一定数確保できれば、
公定価格と言えども、
それなりにお給料が出る。
出さないと男性の応募がない。
その分、女性のお給料は下がる。
パートだしという理由も重なって。
労働力人口が減少するなかで、
優秀な人材確保のために、
公正に人事評価をすることが
求められています。
残業はせず、
年次有給休暇は完全消化し、
なおかつ仕事の成果を挙げる。
こういう人が評価されるべきでは
ないでしょうか。
定時に退社できて、
パートタイマーでも
責任ある仕事を任せてもらえて、
(責任の押し付けではなく)
同一労働同一賃金で
ジェンダー平等であったら、
どんなに働きがいがあるでしょうか。
コロナをチャンスに、
働く意欲のある潜在ワーカーの活躍のために、
所定労働時間に仕事が終わる働き方の改革を
同一労働同一賃金、
人事評価制度、賃金規程とともに
見直しませんか?
雇用調整助成金の申請の際も
勤怠記録とか給与明細書が
きちんとしていると
申請がスムーズです。
コロナを機に
日頃の労務管理の見直しを
お勧めします。
お気軽にお問い合わせください。
このコロナ第3派を
何とか乗り切りたいものです。
雇用調整助成金を活用して
雇用維持努力をしても、
優秀なひとは他者へ再就職するという
ジレンマもありますが、
これまで
雇用調整助成金を活用するまでもなかった事業者も
この第3派も大丈夫とは限りません。
コロナは災害。
企業は人なり。
活用できるものはしっかりと活用して
踏ん張りたいところです。
特例措置も来年2月末まで
延長になりました。
最後に、
小学校休業等対応助成金の
事業主の申請期間の延長を
希望します。
また、
労働者個人申請できるよう政府へ求めます。
学校さえ休校にならなければ、
仕事を休むこともなかったのに、
賃金減が自己責任で終わることには
反対します。
ゆりりん社会保険労務士事務所
SDGs 目標5
「職場のジェンダー平等を実現」
特定社会保険労務士 西垣裕里