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「申し開きできるということは強みです。」 今日のゆりりん2021.2.16

「申し開きできるということは強みです。」
今日のゆりりん2021.2.16

(写真)白川公園:名古屋市中区 2021年2月15日撮影 コロナ禍でも春は来る

コロナはチャンス!
楽しく仕事していますか?
特定社会保険労務士
西垣裕里(ゆりりん)です。

今日は、
白川密成著「坊さん、ぼーっとする。」ミシマ社 2020
<気になった言葉など>
来ないかもしれないものを待つ。
期待せずに平気で待つ勇気。
<読んで考えたゆりりんコメント>
期待してがっかりしてを
繰り返している私。
「来ないかもしれないものを待つ。
期待せずに平気で待つ勇気。」
この姿勢に驚いた。
これができたら
どんなにこころ平安か。
「勇気」がいる。
「あせらずゆっくり行け。」
北島康介選手を育てた水泳の平井コーチのことば。
これにも驚いた。
これに似ている。
話を「待つ」に戻す。
もちろん、
何もせず待つわけではない。
人手不足解消に向けての取り組みも然り。
求人出しても応募がない。
採用しても辞めていく。
人事労務というのは、
給料計算や手続き業務のみでは
ありません。
現在の働き手ひとりひとりが
重要感や誇りをもって
楽しく働いていることが
まず第一。
介護事業のように、
制度に問題が大きい分野も
もちろんあって、
法改正への提言や勉強会
も必要。
でも事業所単位のハード面やソフト面で
変えられることもある。
人手不足でなげく事業所ほど、
労働時間管理ができていなかったり、
それにもとづく未払いが慣習化していたり、
年次有給休暇が取得できていなかったり、
取得できてはいても
休みたいときに休めなかったり
していませんか?
ハラスメントを見て見ぬふりを
していませんか?
できる・ふつう・できないの割合
「2:4:2」
みな平等にするために
できない2割に気を使い、
でも非正規には差をつけたいという
説明不可能な状態に
陥っていませんか?
申し開きできるということは
強みです。
少し変えるのに
随分と時間も必要かとも思いますし、
少し変わったからといって、
目に見える変化は期待できない
かもしれません。
「期待せずに待つ勇気」
をもって、
変わっていこうとする姿勢
そのものが、
今いるやる気のある社員や従業員の
気持ちに火を点すのです。

私は、
労務管理は、
家屋で言うと
基礎部分であると考えます。
違うところは、
相手が感情のある人間であって、
コンクリートではないことです。
基礎部分ですから、
労務管理は、
危機対応力にもなります。
この未曾有のコロナウイルス感染症の
世界的なパンデミックで、
職場での感染やクラスター発生も多いです。
労災請求するときや、
やむを得ず事業縮小せざるを得ない場合の
雇用調整助成金申請の際に、
日頃の労務管理が
きちんとできていると
対応が早いです。
私は、
社会保険労務士だけでは
収まらないかもしれませんが、
「労務で職場と家庭のジェンダー平等を実現」
目指しています。
ジェンダー不平等を嘆くより、
ジェンダー平等となった職場・家庭・社会を
発信していきます。
仕事内容・責任度合い、労働時間長短による
賃金格差や雇用形態差別などはない職場。
それにより、
全体の生産性は向上し、
優秀な人材も確保できます。
特に頑張っている女性たちに
フォーカスすることによって
働きがいの満足度を上げます。
それは、なによりも
事業理念の実現のためです。
そして、
「自ら生きて、他を活かす」
女性たちひとたちをひとりでも増やしたいからです。

そして、
「職場のジェンダー平等の実現こそ働きがいの証」
です。
女性も男性も仕事も家事も。
性差ではなく個人差。
出来る人は女性でも評価をし、
出来ない人は男性でも評価しない。
当たり前のことを当たり前に。
職場は仕事をする場であって、
いるだけで評価される場ではありません。
いるだけで評価される場は、家庭です。
家庭の機能不全が起きている問題もありますが。

社会保険労務士も
AIが進むと仕事がなくなると言われていますが、
現在、書類作成業務に追われて
職場のジェンダー平等を実現することにまで
踏み込めていないのが実情です。
職場のジェンダー平等を実現は、
基本的なことができていてはじめてできることです。
ですから、
AIが進むことは私も賛成です。
喫緊の課題は、
労働力人口が減少するなかで、
如何に優秀な人材を確保するかです。
今まで通りの方法ではなく、
公正に人事評価をすることが
求められています。
残業はせず、
年次有給休暇は完全消化し、
なおかつ仕事の成果を挙げる。
こういう人が評価されるべきでは
ないでしょうか。
定時に退社できて、
パートタイマーでも
責任ある仕事を任せてもらえて、
(責任の押し付けではなく)
同一労働同一賃金で
ジェンダー平等であったら、
どんなに働きがいがあるでしょうか。

コロナをチャンスに、
働く意欲のある潜在ワーカーの活躍のために、
所定労働時間に仕事が終わる働き方の改革を
同一労働同一賃金、
人事評価制度、賃金規程とともに
見直しませんか?

ゆりりん社会保険労務士事務所
SDGs 目標5
「職場のジェンダー平等を実現」
特定社会保険労務士 西垣裕里


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